 |
2. とても良い |
onekoreaさん |
書き込み日: 2004年03月19日 |
|
 |
二重スパイ |
二重スパイは、はっきり言ってストーリ的には単純な映画ですが、それが現実的でいいと思います。 韓国の80年代は今のみんなが知っている韓国とはまったく違う、冷戦下の軍事独裁政権の自由はない国、そんな時に偽装亡命してくるイムビョンホ。彼は実在しないけれど、実際彼のように偽装亡命してきた北のスパイ、逆に北に偽装亡命した南のスパイ。そういう人たちが実際にいたと思うと、この映画の奥に秘めたメッセージが浮かんできます。 それにオープニングの人民軍のパレードの映像で金日成主席が登場するのは今の南北和解ムードが象徴され南北が近づいた証拠だと思うし、10年前に有り得なかったと思いました。 ちなみにイムビョンホの名字のイム(漢字表記は「林」)は北の発音だと「リム」、南だと「イム」と違いますが、これは朝鮮語の頭音法則という言葉の頭に「r」のおとがくると「r」がなくなるか、「n」になるというものですが、平壌の方言(北の標準語)ではそれが成り立たず、「r」のまま発音するというもので、映画の中でドイツ人のジャーナリストが「リムビョンホ」とよぶのはこのせいです。映画の中でビョンホは北の標準語で話さず、南の標準語で話すのはスパイということを強調しているらしいです。 「シュリ」や「JSA」とは違う角度で描かれた南北分断という現実だと思いました。 |
 |
|
|