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戦争と人間 DVD-BOX (初回限定生産)

戦争と人間 DVD-BOX (初回限定生産)

とても良い / 口コミ件数 : 15


価格 : 23,623 円





クチコミReview一覧
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口コミ件数:15 1 2 3 次ページ
1.  とても良い misyuriさん 書き込み日: 2005年11月23日

豪華なセット

値段が高かったので、正直買うのはかなり躊躇したが、商品が到着して驚いた。資料やインタビュー満載の分厚いブックレット、内容盛り沢山の特典ディスク。しっかりデザインされたジャケット。
LD-BOXからの転載も多いみたいだが、手抜きのない重装備ぶりに、発売する側の、仕事以上の熱意のようなものを感じた。
さらには、サントラCD付きと聞いて、てっきり、劇場公開時に発売され、現在CD化されていない「LP」の復刻盤がついているものと思っていたら(それはそれで聴きたかったが)、なんと3部作の主要なBGMを網羅した特製のサントラCDだった。モノラルだが、音質はクリアで各管弦楽のパートまで良く聞き取れる。
計5つの劇場予告編(特報なども入っていて貴重)は、めったに見られないし、2005年に収録した1時間以上の出演者インタビュー(高橋英樹のロシアロケ話やカットされたシーンの話、幻の旧3部の台本話、三国連太郎の監督の絵コンテを現場で破いた話など、撮影現場エピソード満載)や、出演者・関係者の寄稿文やコメントは興味深い。
またVHSビデオでは見づらかった字幕が、今回デジタルリマスターによって
鮮明に見えるし、表示位置も違って見やすい。
休憩時間の黒味も、フィルムの傷がチラチラ見える所をそのまま収録してくれていて映写機をかたかた回しているみたいでうれしい。
デジタルリマスターといっても、オリジナルのフィルムは退色しはじめているが、音質はかなりクリアである。
欲を言えば、公開当事のプログラムやポスターの写真(イラスト)も収録してもらえれば記録としては完璧だったのではないだろうか。外国語字幕ON/OFF機能付き。



2.  とても良い ノスタル爺さん 書き込み日: 2005年06月04日

ようやくDVD化

BOX化という事で初回限定生産。
LD-BOXも豪華な感触がありましたが、
やはり、調法なDVD化を待ち望んでいた一人であります。
今更、映画解説など必要もないので、ひとつだけ・・
第二部、言わずと知れた地井武男の出世作であり、
当時、この人をあまり知っていなかった人たちは、
ほんまもんの朝鮮人じゃないかと思ったはず。
第三部終了ですが、実際は五代家の崩壊を東京裁判まで描く
予定だったらしいですが、それ思うと残念ですね。

この初回版には、佐藤勝先生の「戦争と人間」の
サントラCDが付いているらしいです。(凄いね)
オークションで取りそこねた方には、うれしい限りでしょうね。
それと、何やら興味の沸く地図なども付いているらしいです。



3.  とても良い 心優しき友よりさん 書き込み日: 2005年06月01日

待望のDVD

 ついに山本薩夫監督の「戦争と人間」がDVDになる。そのキャストを見ると、豪華さに驚く。
 滝沢修(伍代由介)、芦田伸介(伍代喬介)、高橋悦史(伍代英介)、浅丘ルリ子(伍代由紀子)、中村勘九郎、北大路欣也(伍代俊介)、吉永小百合(伍代順子)、二谷英明(矢次憔夫)、高橋英樹(柘植進太郎)、三國連太郎(鴨田駒次郎)、高橋幸治(高畠正典)、松原智恵子(高畠素子)、石原裕次郎(篠崎書記官)、田村高廣(不破学)、加藤剛(服部医師)、山本学(白氷祥)、地井武男(徐在林)、岸田今日子(鴻珊子)、栗原小巻(趙瑞芳)、丹波哲郎(大頭目)、山本圭(標耕平)・・・。
 日活は、石原裕次郎や吉永小百合の主演する映画で稼ぎ、そのお金をこのような大作の製作に注ぎ込んだ。監督も、俳優も、その情熱に応えた。日本の映画界が、健全だった頃の作品だ。
 第一部は、芦田伸介と三國連太郎が中国で暗躍する中、日本と中国が決定的に対立するまでを描く。第二部は、浅丘ルリ子と高橋英樹のロマンス等をはさみながら、戦争が人間を切り裂く様を描く。第三部は、北大路欣也の親友山本圭と吉永小百合の命をかけたロマンスの一方で、芦田伸介は関東軍に利用されるだけの存在となり、戦争が泥沼に突入する様を描く。
 「公益」と「私益」を比べれば、公益が優先される。それが日本の昔からかかっている呪縛だ。その呪縛は、今なお続くのではないか。そして、関東軍は、「数字ではなく精神だ」と言い放つ。
 私は、随分、長い間、この作品がDVD化されることを待っていた。待望、という言葉がふさわしい。



4.  とても良い こふみママさん 書き込み日: 2005年07月20日

戦争はどうやって起きるのか

戦争と人間がDVD化されていたとは、驚きと喜びで一杯です。
大体どこのレンタルビデオ店にもあるこの作品、1部につきビデオ2巻全部で計6巻もあることや、タイトルが堅苦しく内容が難しそうなことなども手伝って、手に取る人も少なかったのではないでしょうか?
私自身、面白いという噂を聞いて恐る恐る第1部だけ借りて見た所、キャスティングの豪華さ、ストーリーの面白さ、テンポが速く無駄のない演出、、、と一気に魅了され、すぐに続編を借りに店へ走りました。
山本薩夫監督は意外と知られていないようですが、実は戦後のキネマ旬報ベストテンに20作品も入選させている歴代第5位の巨匠です。最近のユルイ映画を見慣れている人は、彼の作品のスピード感(と台詞回しの早さ!)に始めは驚くはず。しかし、これに慣れるともうやみつきです。

山本監督の自伝に確かこのようなことが書いてありました。「戦争映画と呼ばれている米映画など殆どの作品は『戦場映画』である。私は『戦場映画』ではなく、戦争とは如何なるものかを問う映画を撮りたかったのだ」(抜粋ではありません。詳しくはお近くの市立図書館で山本薩夫『私の映画人生』をお読み下さい)

唯一残念なのは、第3部の最後で尻切れトンボ感が否めないこと。というのも、この映画は元々第5部で完結させる予定だったのが、映画会社の予算の問題で急遽第3部完結にせざるを得なかったのです。なので、悔しいですが続きが気になる人は五味川氏の原作を読みましょう。

ちなみに、第2部は山本圭+吉永小百合、高橋英樹+浅丘ルリ子、北大路欣也+佐久間良子、加藤剛+栗原小巻ら、戦争下の恋愛もサブテーマにしています。

この映画を観て、戦争とは何かを今一度深く考えてみてはいかがでしょうか?私はこの映画で知ったことが沢山ありました。(注意:本当にスピード感があるので、この頃の歴史に疎い人は『新しい歴史教科書』以外の歴史教科書必携です。)



5.  とても良い SLマニアさん 書き込み日: 2007年03月19日

圧倒的迫力

 「人間の条件」と同じ原作者の小説の映画化だが、スケールはこちらの方が大きい。戦争の原因を1928年にまでさかのぼっているのはあるいは「東京裁判」を意識してのことかもしれない。よく善悪が分かれれすぐるとの評価を見かけるが、私はそんなことはないと思っている。話の中心の財閥の当主の伍代由介などはにわかに判じかねるキャラクター。滝沢修の存在感ある演技が物語に幅を持たせているように思う。左翼運動に関わる青年なんかはちょっと理想を追いかけているような感じはなくもない。それは山本薩夫監督の内面の何かがあるのかなと忖度してしまう。「工場のアイツ」という詩の朗読のシーンがあるが、あれは原作にはないもの。自分もかくありたかったということなのか。あの遊覧船のシーンはその昔助監督としてついていた「乙女ごころ三人姉妹」(1935)のシーンに何故か似ているような気がする。
 この映画は日活の有り様が出演者で知ることができる。第1部は往年のスター(石原裕次郎や松原智恵子など)が顔をだしているが、完結篇には絵沢萌子、片桐夕子それに山科ゆりといったロマンポルノで活躍した女優が登場している。日活そのものの曲がり角を如実に表している。



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