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戦場のフォトグラファー ジェームズ・ナクトウェイの世界 [DVD]

戦場のフォトグラファー ジェームズ・ナクトウェイの世界 [DVD]

とても良い / 口コミ件数 : 5


価格 : 4,438 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:5 1
1.  とても良い tashkentさん 書き込み日: 2004年07月02日

私達の時代の記録をする男…

何かのテレビで写真家ジェイムズ・ナクトウェイを知った頃、たまたまこのDVDがあることを知って入手した。世界中を飛び回って報道写真を撮っている同氏だが、主なテーマは戦場であったり、貧困であったりする。

DVDは、ヨーロッパ辺りのテレビ局が手掛けたドキュメンタリー番組のように、淡々とジェイムズ・ナクトウェイの仕事振りを追い、本人や、長く一緒に仕事をした人達、同業者のインタビューが入る。冷徹な眼でレンズを通して写した真実を世界に伝えようとする、ナクトウェイ氏の仕事振りが乗り移ったような造りの記録フィルムである…

DVDの普及は、貴重な映像を記録したものが手軽に入手出来るという状況をもたらしたと思うが、これはそうした恩恵を実感させてくれる1本であった。フィルムの冒頭に「写真が良くないとすれば、それは十分に近寄っていないからだ」という、かのロバート・キャパが言ったという言葉が引かれている。ナクトウェイ氏はこれを忠実に実行するように、戦場や、身近な人々の死で日常が叩き壊された最中に居る人々などを撮り続けている。彼が活動してきた過去25年程というものがどういうものであったのか、深く考えさせられる。こうした貴重なフィルムは、多くの人の目に触れて欲しいと思う…



2.  とても良い butterfishさん 書き込み日: 2005年01月13日

彼は問いつづける

彼は1948年生まれのアメリカ人です。
映画スターのように整った顔立ちに、
余分な肉のない動きやすそうな体。
語り口調はおだやかで、研ぎ澄まされた言葉を紡ぐ。

ナクトウェイは写真の限界を良く知っているが、
その役割と可能性も良く知っているし、心から信じている。
多くの場数を踏んでいるというのに、
いや場数を踏んでいるからこそ、還暦に近い年でも
青年のような心を保ちつづけることが出来るのだろうか。

私が何故か印象に残ったエピソードがある。
ナクトウェイは戦場では朝早くに起き、
一日中その現場でシャッターを切る。
ホテルに戻り、他の写真家やジャーナリストが
ビールを飲んでその日見た悲惨な光景を忘れようとしている中、
彼は水を飲み眠りにつき、また翌朝現場へ赴くという。
日本人に馴染み深い報道写真家でいえば、キャパよりも
澤田教一に近いと私は感じました。

若い頃に抱いた思いを何十年も抱きつづけることは
容易ではないでしょう。
うんざりするほど戦地を目にしても、彼は問いつづける。
被写体に対しても、その写真を鑑賞する人に対しても
常に意識を置いている。
その姿勢が作品に生きているように思えます。
このように生きている人を知ることが出来ただけでも良かった。



3.  とても良い ss2001さん 書き込み日: 2004年06月07日

戦争 貧困 飢餓の現実を 知らない私たちに

〜報道写真を 鑑賞できる作品として 捉えることのできる報道写真家 ジェイムズ・ナクトウェイ氏。彼の撮影スタイルが 見事に映像化されている。映画撮影スタッフの安全も考えて ナクトウェイ氏に超小型のビデオカメラを 一眼レフと体に取り付けている。このため被写体を撮影している緊張感と臨場感が 圧倒的な迫力で迫ってくる。本人自身のインタビュー〜〜で 受け得た印象は非常に冷静で寡黙な人物であるということ。数少ない友人や仕事仲間からの 話からナクトウェイ氏の 人物像が浮かび上がってくる。被写体と見ずに人間として撮影する姿勢に 感銘を受けた。撮影した作品も 映画に挿入されてくるが 報道写真とは思えない高い芸術性に 感動すると同時に いま地球で起きていることだと思うと 目を背けた〜〜くなるが その権利はない。戦争 飢餓 貧困とテーマも多彩である。昨年 イラク取材中に負傷したと 聞いたが その後回復に向かいつつあるらしい。テレビ 新聞 雑誌では 戦争の真実は 伝わらないことを痛感した。〜



4.  とても良い アルカノートさん 書き込み日: 2007年11月11日

生きるということ

月曜日の最低な満員電車に乗ることができる幸せな人たちへ



5.  とても良い よっちゃんさん 書き込み日: 2008年05月23日

すごい男がいるもんだ

ジェームズ・ナクトウェイの写真集は日本版は発売されていない。
戦場写真を芸術にまで高めた男と賞賛されている男が何故知られていないのだろうか?
彼は戦場の事実を世界に知らしめることで「平和」を訴えている。
このDVDにはその現場での彼の行動、彼の考え、彼の周囲の人たちの視線が入っている。

日本は「平和国家」であり「平和」を訴える人が多いが、戦場を伝えようとする人たちを無視するのだろうか?現地に行かず、ただ評論ばかりしている。私もその一人だが…。

彼の作品には他の写真家にない「絶望」が写っている。しかし、それが事実なんだと思う。
絶望な状況を乗り切ろうとする努力は必要で、写真としてのメッセージも分かりやすい。
一方で事実を事実として伝える力量も必要だ。

この絶望をみるとどんなことも幸せに思えてくる。



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