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転々 プレミアム・エディション [DVD]

転々 プレミアム・エディション [DVD]

とても良い / 口コミ件数 : 25


価格 : 3,750 円





クチコミReview一覧
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口コミ件数:25 1 2 3 4 5 次ページ
1.  とても良い ちゃんどのさん 書き込み日: 2008年02月19日

深まり行く秋の東京の景観に、人間模様が切なく心にしみてくる

オダジョー演じる法学部”8年生”フミヤと、コワオモテの借金取り福原の長い”散歩”。福原は奥さんを殺しているのだが、フミヤとの道中で人間的なユーモアと、奥深い人情味をみせてゆく。東京の秋、散歩ならではの景観をぽ〜っと見ているうちに引き込まれ、そしてラストが近づくにつれ、なんともいえない切なさが胸にこみ上げて来る。。。

福原の散歩は重荷を降ろしていく儀式のようだ。そしてこれは吉祥寺から霞が関まで転々と歩くふたりの、失われた家族の物語でもある。福原の自首前日、二人はスナックのママ麻紀子 (小泉今日子さん)の家で、その姪と4人で、あたかもホンモノの家族のようにカレーライスを食べる。ここでのオダジョーの泣きのシーンがじ〜んとくる。ひとは孤島でありえないということばをおもいだす。終盤、彼らが訪れる遊園地の場面はただ切なく、こころに沁みてくる。ラストは。。。書いてはいけないでしょう、この佳作にふさわしい、心に残る名場面とおもいます。

エンディングテーマは70年代人気のあったムーンライダーズ。この映画、今の東京を描いているのだが、どこか70年代のひとびとの情景を眺めているような、ノスタルジックな雰囲気でした。笑えて、泣けて、ゆったりと時間が流れてゆくような、そしてしみじみとできる良作。東京の秋の散歩気分でどうぞ。星5つです。



2.  とても良い calmさん 書き込み日: 2008年07月08日

三木監督×オダギリジョー×三浦友和

三木監督の中では一番心にぐっとくる作品です。
もちろん今までみたいに小ネタも満載ですが、小ネタがメインになりつつある
前回の作品とは違い、今回は東京を転々としてる男二人を邪魔しないように、
適度にちりばめられています。
だからやっぱり心に残るのはオダギリジョーと三浦友和ふたりのやり取りであり、ふたりの言葉。
切ないけど、あったかくなりました。

何も考えず笑いたいときは『時効警察』、ほっこり浸りたい時は『転々』がオススメです。



3.  とても良い よしおさん 書き込み日: 2008年02月20日

オススメ

これは、とにかくオススメ。
見たら「あぁ見てよかった」と思える暖かい映画。



4.  とても良い チェリーボーイさん 書き込み日: 2008年05月25日

せつない東京。

もしも『図鑑に載ってない虫』が最新作であったら、三木ワールドは
意外と果てがあったかもしれない。正直、飽きが来ていたかもしれない。

ところが、『転々』である。

いつもの三木節が、あの愛おしい小ネタたちが、実は見た目の何倍もの
力を持っていたことを知る。

『ダメジン』の終盤、『亀は・・・』でスパイが地下世界に戻ってしまう
シーン、『時効警察』の最終回の終盤のバスでの会話、『帰・時効警察』
最終回のおじさんの家、地震直前のふたりの会話・・・

思えば、実はこういう手法は
ちゃんと確信犯的に持っていたのだ。三木監督は。
ジーンとするシーンを、思いっきりミニマムにする独特の手法。

この『転々』では、それらの手法を(三木監督独自のテクニックだと思う。)
チクチクと使ってくれるから、観ているこちらは大変である。

ラストはそのミニマム演出の完成形を味わうことができる。

最後は、全国区な、"はっぴいえんど"に比較して、東京ローカルな
"ムーンライダーズ"だもんなあ。

せつない東京。

何度でも鑑賞できる傑作中の傑作です。



5.  とても良い まりもさん 書き込み日: 2008年07月05日

長い夜にひとりで見る映画。

実は邦画独特の『間』が嫌いで邦画自体を余り観ない。
しかしこの作品に限って言えば今回ばかりはその食わず嫌いが勿体ないかも。
正直、エディターレビューを読んだ上でさして期待もせず鑑賞した。
「ただ東京の下町を歩くだけ」の内容にこれといった興味をそそられなかったからだ。
しかし意に反してなかなか良かった。
確かに『間』はあるが他の邦画に見受けられるダレて無駄な『間』では無く、あるべくしてある『間』である。
つまり『間』の使い方が絶妙。
そして東京の風景。
路地裏、児童公園、寂れた夜の時計屋、東京の狭い空しか見えない狭いビルの狭い屋上。

なぜこんなにも捉え方がうまいのかと思う。
なぜか懐かしく思えてしかたなかった。東京生まれでもないのに。
日本人が置き忘れてきた、と言うと言い過ぎかもしれないがバブルと供に消えていった(正確には消えてしまったのではなく時と供にどこかに潜んでしまった)なにかがこの作品にはある。
最初、欝陶しく思えた三浦友和の長い後ろ髪でさえ最後にはしっくり見えてくるから不思議だ。

深夜ドラマ「時効警察」の雰囲気が好きだった人には勿論、日常の些細なことに苛々し疲れきっている現代人に特にお勧めしたい逸品。



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