良い / 口コミ件数 : 15件
価格 : 2,850 円
公開時はさほど話題にならず、公開館数も決して多くはなかったと記憶しています。実際、私の家の近隣にはシネコンが4カ所ありますが、1カ所もかかっていませんでした。 信じられません。 出演している日本人にとっての馴染みの俳優がジャン・レノくらいだからでしょうか?理由はよくわかりませんが、もっと大々的に公開されてもよかったのではと強く感じる、戦下の若者の青春を描いた堂々たる大作です。 第一次世界大戦、アメリカが未だ参戦していない状況下で、志願兵としてフランスに赴く若者たち。彼らが参戦する理由は失業、英雄になるため、父親に半ば強制的に、差別意識無く自分を受け入れてくれたフランスの力になるためなど様々です。奇をてらわぬ正攻法の演出が、彼らのみならず周りの登場人物までとても印象深く、魅力的にみせています。(悪態をつきながら彼らを見守る先輩パイロットの存在感が素晴らしい!) そして何より、ドイツ空軍との空中戦の迫力は特筆すべきものです。かなりの部分はCGなのでしょうが、煙を引いて弾道が幾本も空中に描かれる様は思わず手に汗握る程です。ジェット機ならぬプロペラ機のスピード感というものが最近の映画としてはある意味新鮮で、映画館で観たらさぞかしすごい臨場感だったでしょう。 黒人を見下していた白人パイロットが戦場での体験を経て心を通わせたり、被弾したため恐慌に陥りずっと飛行機を操縦できなくなっていた同僚がいざというとき助けに馳せ参じたりといった予定調和的な部分があり、また最近の戦争映画には珍しく厭戦的な視点が薄いため、「軽すぎる」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。でも、こういう少し熱い気持ちになれる、ヒロイックな映画もたまにはいいのではないでしょうか。
映画館へ地方から上京して、チケットを2度買い連続鑑賞して、大いに感動しました。 飛行機好き以外の人にもお勧めの映画です。 映画館を出る時、DVDが出たら必ず買うぞと決めていましたが、こんなに早く望みが叶うとは幸運です。 限られた映画館でしか公開されなかったのが実に不思議です。 多くの人命が失われた悲劇・第1次世界大戦の欧州戦線。その空に繰り広げられた空中戦には、彼らFLYBOYS・米義勇航空隊ラファイエット戦闘隊だけでなく、フランス人たちに飛行機操縦法を指導したと言われる仏軍大尉バロン滋野始め10名ほどの日本人パイロット達が参加していたそうです。彼らを偲びつつ自宅のTV画面で早く鑑賞したいものです。
*:第一次大戦、アメリカからフランス空軍(:ラファイエット戦闘機隊)に志願入隊した若きパイロットたちの壮絶な空中戦を描く、2006年製作・『トニー・ビル監督』の傑作航空映画。 豊かな田園景色が広がるフランスを舞台に、実写とCGの巧みな合成で瞬時に空中で消え、あるいは火達磨になって墜落していく迫力ある壮絶な空中戦・勇気と名誉の騎士道精神を描く展開は圧巻! また、フランスの上官・セノール大佐(主演:ジャン・レノ)を絡みあわせ、過酷な訓練から重ねる出撃で若者たちが成長していくドラマの展開は、小気味のよい出来であると痛感するが・・・・・・。 (余談:第一次大戦初期、アメリカ人がフランス航空隊に入隊し活躍するパイロットたちを描く、1958年製作・『ウィリアム・A・ウェルマン監督』の【LAFAYETTE ESCADRILLE(ラファイエット戦闘機隊)】:TV放映タイトル『壮烈!外人部隊』があります。ブレリオXI、ソッピース・キャメル、フォッカーD.7戦闘機などが登場しますので、ご参考に・・・・・・。)
飛行機が好きだからかもしれませんが、良かったです。 何がというのも難しいのですが、良い意味で一昔前の名作のようで、映像は美しいし、ストーリーも目が離せないし、作り手の人間性が伝わってくるようで、エンドタイトルも最後まで見てしまいます。 何回見ても、飽きません。 いずれ、廉価版が出たら買おうかとも思っていたのですが、映画館で鑑賞したあとパンフレットを見て余韻にひたる感覚で、特典ディスクも楽しめました。 最近、子供にあわせてSFやヒーローものを主に見ていて、それはそれで楽しめるのですが、久しぶりに映画らしい映画を見れました。
ただの戦争映画というだけではなく、アメリカから様々な個人的な理由で国を出てフランスへ戦闘機パイロットになる志を持った若者たちのヒューマンドラマでもあります。ドラマ部分はロマンスあり、友情、師弟愛あり。ジャン・レノ以外有名スターは出ていませんが、演出がしっかりしているから、それぞれのキャラクターがしっかりと立っている。 主人公のブレイン・ローリングス(「スパイダーマン」の悪役ジェームズ・フランコ)が同期の仲間と共に成長していく姿を描いているのですが、主な仲間の6人と先輩パイロットとの交流、ブレインが怪我をした時に介抱してもらったフランス人娘との恋、彼らを見守るフランス軍司令官のセノール大佐(ジャン・レノ)らの温かさなど、見応えはたっぷりです。黒人パイロットもいて、人種差別の問題なども織り込まれています。 見所は、なんと言っても当時の複葉の戦闘機を忠実に再現した空中戦。ドッグファイトの迫力と、CGによって機銃の軌跡まで表現され、緊迫感を視覚に訴えかけてくる。クライマックスには、飛行船ツェッペリン号まで登場します。飛行機好き(特にクラッシックな)にはたまらない映画だと思います。 撃墜王の名前は愛機のシンボルマークとともに敵軍にも知れ渡り、因縁あるその相手との対決は、正々堂々と一騎打ちを挑む騎士道精神が残っていて、そのあたりも時代を感じます。