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serial experiments lain TV-BOX [DVD]

serial experiments lain TV-BOX [DVD]

とても良い / 口コミ件数 : 28


価格 : 11,340 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:28 1 2 3 4 5 6 次ページ
1.  とても良い 斬川十助さん 書き込み日: 2007年11月26日

98年に既にこんな作品があったとは・・・・

小説に比べて最近のアニメは実験的な深みのあるものが少ないなぁと思ってたのですが、ちゃんと創られてたんですね。18にして初めてDVDBOXを買うことにしました。
興味のある方は動画サイトででもGyaoでもなんでもいいからまず一話だけでも見て下さい!
ここまで「ネット」「鏡映的自己」「シミュレーテッドリアリティ」などについて真っ向から取り組んだ作品はアニメ以外でも数少ないものですよ!



2.  とても良い kamikazeさん 書き込み日: 2005年12月30日

一度見ただけでは、わからない・・・

当時としては、前衛的な作品だと思います。
ただ、ついていけなかった。。。

でっ、DVDを何度も見直しているうちに
すっかりはまってしまった・・・

低価格での再販は、歓迎です。
オークションでは、とんでもない値段が付いてましたから・・・



3.  とても良い duplesさん 書き込み日: 2005年07月29日

哲学エンターテインメント

PS用のゲーム企画と並行し、1998年7月〜9月に放映されたTVアニメシリーズ。
テレビ東京の深夜枠、しかも1クール13本の小編でありながら、未だに各方面に多大な影響を与える、90年代アニメの最高峰の一つです。

まずはオープニングを見てください。
気だるい重さを持つブリティッシュロックに、美しくも虚無的な女性ヴォーカル。
近代的で清潔な都市に佇むのは、カラスの群れと主人公の玲音だけ。
彼女はテレビモニタの向こう側から、冷たくも蠱惑的な視線で歌いかけくる‥‥
エロスとタナトスを同時に感じさせ、なんとも格好良くて恐ろしげです。

ストーリーは「自殺した級友からメールが届く」という事件から始まります。
彼女はメールで「現実の肉体なんて無意味で、ネットワークの中にこそ本当の自分が居る」と主張するのですが、これに興味をもった玲音が、作中で「Wired」と呼ばれるネットワークに接続し、徐々にその魅力に取り憑かれる事になります。
そして玲音は、自分の知らないところで「Lain」と名乗る少女が様々な事件を引き起こしている事を知るのですが・・・この先は実際に見て頂いた方が良いでしょう。

登場人物たちは、一様に生気に欠け何を考えているか判らず、他者の存在を拒もうとさえしています。白々しい家族関係、学校でのうわべだけの友情・・・「そういう現実の方が、よほど嘘くさいよ」という玲音の問いかけには説得力があります。
引きこもりや鬱病、ネット依存症が顕在化した2005年現在、Lainで語られるテーマにはよりリアリティを感じますね。

この作品に限っては、視聴者は安全な場所からの「高みの見物」を決め込む事が許されず、登場人物たちと共に、実存の不確かさに怯える事になるでしょう。
そういった非日常の深淵を、新鮮な体験として楽しめる人に向いた作品です。
一種の「哲学エンターテインメント」ですね。



4.  とても良い あっちゃまんさん 書き込み日: 2007年01月21日

ネット社会の恐怖をアニメにしかできない描写で表現!

「死んだんじゃない、『こっち』側にきただけ、玲音も『こっち』へくればいいのに」
物語の主人公である玲音は、自殺したはずの友人からこんなメールを受け取る。

1970年代の終わりごろからアメリカのハイスクールで「MUD」というゲームが大流行する。
ネットワーク内でプレイヤーは戦士であり、魔法使いであり、少女であり、少年であり、また神でさえある。
プレイヤーはネットワークで多くの「自己」を演出し続け、際限なく増えていく「自己」はついに、現実世界の「自己」の存在を否定し始める。

「ゲーム内でこんな沢山の経験ができるのに、現実世界を生きる意味があるの?」

シェリータークルの「接続された心」に詳しいこのネット社会が内包する気味悪さは、現代情報化社会に生きる者なら誰でも経験のある事だと思います。本作はこのネット社会の気味悪さを、アニメならではの手法で存分に表現した傑作で、現実/理想/ネットワークの境界を巧みにズラしていく描写は、今敏監督の作風に通じるものがあります。

ネットに没頭していくにつれて目覚めるもう一人の玲音。どの玲音が本当の玲音なのかは、観る方によって様々な解釈ができるでしょう。

萌えキャラを過剰に登場させた内容の薄いアニメや、パターナリスティックなロボットアニメ等、商業アニメばっかり評価されてるからアニメはいまだ『芸術』としての市民権を得られていない。押井周辺とその他のアニメの間にはまだまだ大きな壁が立ちはだかってると言えるのではないでしょうか。lainはある時はビジュアルアートに接近し、又あるときはアニメでしかなし得ない前衛的な手法を用いてアニメの枠を超えようとした歴史的な一作です。こういうアニメが評価されるようにならない限り、ジャパニメーションも所詮サブカルの地位に甘んじざるをえないくなるでしょう。

本当に傑作!!文化庁のお墨付きです
この値段なら借りずに買ってもいいかも 是非!是非!



5.  とても良い 永遠さん 書き込み日: 2007年05月08日

「リアルワールドなんて全然リアルじゃない」 「まだリアルワールドに未練があるのかい?」

serial experiments lain、ワイヤード(ネット世界)とリアルワールドの境界線を描いた
この奇妙なアニメはアニメ史上に残すべき遺産であろう。
ヒロイン岩倉玲音の存在感は圧巻だし、OPは歌、映像ともに秀逸。
玲音の友人ありすはとってもいい子で今でも大好きなキャラクターの一人だ。
我々が現実だと考えている世界も実は脳で感じているもの、
だからネット世界もリアル世界もそう違いはないのではないか?
今やインターネットの発言力が実社会にもたらす影響は無視できないほどに
強くなってきており、この流れを止めることも誰にも出来ないだろう。
既に今の世代には「二次元でのやり取りなど絵空事であり、
無価値な空想にすぎない」という前時代的な考えは
もはや通用しなくなっている点も見逃せまい。
そう、ネット世界と現実の力関係は逆転していく可能性をも秘めている。
現に個人個人がネットで自由に自分の意見を尊重しているのが現状だ。
だがそうなると何処までが現実で何処までがリアルなのか曖昧になるかもしれない。
そんなネット社会にメスを入れているこの作品の先見の目、圧倒される。



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