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価格 : 3,591 円
『死者の書』の原作でイメージを描きにくかった人でもこれをみるとなるほど、という実感を持てるかもしれない。郎女が彼岸の中日に二上山の上にみた俤(おもかげ)を思い描く気持ちは、人を恋いこがれる気持ちとどこか似ているようにも感じた。誰かをおもうからこその魂の鎮めであることを幻想的な映像が後からじわじわと教えてくれる。 そこで人形に大切な声の出演が絶妙だった。ことに岸田今日子の静かな語り口調、黒柳徹子の語り部の媼の声が今でも耳に響いている。
川本喜八郎さんの人形が素晴らしいですね。死者の書(折口信夫)は難解であるが故に映像化は不可能と言われ続けていましたが、このテの手法がありましたね。内容については前の方が詳しくレビューしていらっしゃいますので省きますが、私も語り部のお二人とCVの江守徹さん、観世銕之丞さん、宮沢りえさん、榎木孝明さん達の静かで力強い語りが素晴らしいと思います。
人形、映像、全てが美しく、見事な物語世界を創出している。 声優もぴったりで、独特の世界にどっぷり没入できる。 あの折口信夫の『死者の書』の映像化を試み、 素晴らしい映像作品に仕上げた川本喜八郎監督はやはりすごい。 しかし原作と幽玄で陰気でおどろおどろした世界の中での一瞬の美に 比べると本作はちょっと“美し過ぎる”。そこが惜しい。 (勿論、原作は原作だし、映像は映像、贅沢な意見であることはご容赦を)