とても良い / 口コミ件数 : 2件
価格 : 10,080 円
当時、自分が置かれていた環境もあり、私にはとても印象に残るドラマでした。 それが、先般、DVDが、それも総集編ではなく、全編BOXで発売されたと聞き、大変、意外で、改めて、支持されていたんだ・・・と実感した次第です。 予算は低かったようですが、配役の方はなかなかの布陣で、主人公、真田信之には渡瀬恒彦、その父、真田昌幸を丹波哲郎御大、爽やかな次男、真田幸村に当時、人気絶頂の草刈正雄。 他にも、名優として、知る人ぞ知る加藤嘉、今ではすっかり大御所の感のある中村梅雀が、当時、まだ駆け出しだったのでしょう、父、梅之助と共に家康・秀忠親子を演じていました。 さらに、加えて、異色というか特筆と言うか、当時のアイドルとして、今は亡き、岡田有季子、堀江しのぶも出ていました。 中でも、特に、壮年の脂がのりきった時代の真田安房守昌幸を、これまた、壮年の脂がのりきった時代の丹波哲郎が演じたのは、もう絶品でした。 気力充溢!知略縦横!とにかく、味のある演技でしたよ。 くせ者ぶりを発揮しながら、大勢力の中を泳ぎ回り、その上で、徳川の大軍を二度にわたって撃破する・・・といった、いい仕事をしながらも・・・、しょせんは、中小企業、限界があり・・・、 その辺の悲哀を感じさせながらも、一方でコミカルな部分もあって、女性にもお盛んで・・・。 私には昭和の中小企業の親父の姿その物に見えました。 今でも、私にとっては、「父」という言葉が口を付いて出るときは、実父ではなく、「安房守」です(笑)。 また、長男と父は、深いところでは結びつきながらも、あまり、仲が良くなく・・・。 こういった対立は、親子間の問題ということもながら、一方では世代間の路線対立という問題でもあり、これは時代は変わっても、割と今日でも見られるもののようです。 そのあたりの人間模様、人情の機微もまた、絶品の逸品でした。
本邦における“真田もの”の時代小説となれば、本作品が最高位に位置すると言って過言ではない。戦国時代の映像作品で真田と来れば、その鮮やかな神算鬼謀や合戦に目が生きがちだが、親子、夫婦、友人、主従、真田親子を中心に展開される情感豊かな人間ドラマが本作の魅力。また、本作品を見れば、貴方は真田伊豆守信之の魅力に気付く。また、真田草の者のスパイ戦も魅力。