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1. とても良い |
gotoonlineさん |
書き込み日: 2004年08月29日 |
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まず体験するべき |
この映画について何か言うのは難しい。政治的宣伝映画ともとれるし、反米映画でもあり、反戦映画でもある。 そしてドキュメンタリー映画でもある。華氏911は今まで見たドキュメンタリーの中で抜群に面白かった。「戦争という重いテーマを、コメディタッチにすべきでない」という意見を度々見かけたけれど、コメディでなかったら見なかっただろうと思う。それに、コメディタッチなシーンでも、徹底的に考えた末の表現というか、マイケル・ムーアの真摯な姿勢が伝わってくるような気がした。 重要な法案でも議員たちはほとんど読んでいないという事実に、監督自らチリ紙交換のように拡声器で法案を読み聞かせに出かけたり、イラクで死ぬアメリカ兵のほとんどが貧困層の若者であることを踏まえて、上院議員の子どもを軍隊に入れるべきだと、議員を直撃して署名を迫ったり。これらを「バカだなー」と笑い飛ばすのもまた一興。「ここまでやると鬼気迫るものがあるな」と感心しながら見るもよし。映画館では、声を押し殺して必死に涙をこらえる年配の男性の姿もあった。とりあえず体験してみたほうがいい。某総理のように「偏った映画は嫌いなので、見ない」と言って歌舞伎に行くのはもったいない。 |
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3. とても良い |
たかたんさん |
書き込み日: 2004年09月12日 |
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ムーア監督の勇気に拍手を贈ります |
社会的底辺の家の子供ばかりをイラクに送り込むアメリカ政府、というムーア監督の痛烈な批判に同感。私自身、米国のイラク侵略が始まったときに、「よその子供ばかりイラクに送らずに、あなた自身の子供を送ってください」と、ブッシュ大統領に手紙を送らずにはいられませんでした。 911が起きたとき、アメリカ人の多くが、その後のアフガニスタン空爆を支持し、イラク侵攻を支持しました。それらに異を唱えることは、アメリカ国民としては、途轍もない勇気が必要だったはずです。 アフガニスタン空爆の際、私はアメリカで働いていましたが、一般のアフガニスタン市民が誤爆の巻き添えになり始めたとき、私はアメリカ人の同僚に、「なぜ罪もないアフガニスタン人を殺すのか」と尋ねてみました。すると彼女は、「何を言うの。我々は911で何千人も殺されたのよ」と言いました。別の同僚は、「日本だってアジアの国々を侵略したじゃないか」と私を非難しました。 アフガニスタン空爆やイラク侵攻に異を唱えると、当時のアメリカでは、まるで非国民扱いでした(たしかに私はアメリカ国民ではなかったけれど)。 このような映画をつくるムーア監督のことを不快に感じるアメリカ人もたくさんいると思う。一歩間違えば、彼は命を狙われるかもしれない。アメリカは自由の国、とよく言われますが、それは幻想に過ぎません。 ムーア監督の勇気と執拗なまでの情熱に、敬意を表します。誰もが一度は見るべき映画だと思います。私は実はアメリカ大好き人間なので、こういうアメリカ人がいることに大いなる救いを覚えます。 最後に、子を持つ母の思いに国籍などないことが、この映画を見てよく再認識できました。子供を兵役で亡くしたアメリカ人のお母さんがワシントンを訪れたシーンでは、おもわず涙を誘われました。 |
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5. とても良い |
butterfishさん |
書き込み日: 2004年10月05日 |
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プロパガンダに対抗するプロパガンダ作品 |
笑いが取れる作品との評価が多かったですが、私は全然笑えませんでした。 むしろつらい現実に涙をこらえるので必死でした。 戦争やテロの元、毎日数字で伝えられる死者たちの、 生というものが描かれていました。一人死んでしまったら、 その数倍、数十倍、数百倍の人が悲しみに暮れるということです。 ドキュメンタリーとして成立するか否かの論争がありますが、 そんな映画評論家みたいに見なくていいと思います。 文章も、写真も、動画も完全な客観性を兼ね備えることは不可能です。 戦争はそのような幻想の範囲で批判するような題材ではないと思います。 この作品はプロパガンダと呼ぶに値すると思いますが、 それでは毎日テレビや新聞に出ているニュースは一体何? 大統領選のディベートって何?政府の定例記者会見って何? これだけ毎日権力を持つものからメッセージを送りつけられていて、 私たちは本当に真実だけを掴み取っているの? その中で、権力の対の立場にある人の声を、世界に届けた人は どれだけいたでしょうか。 これまでの作品を見てもマイケルムーアが、一貫して権力になつかず、 弱い立場の人に寄り添い、その痛みを感じていたことはわかります。 編集は対権力としてかなり意図的ですが、マジ過ぎるドキュメンタリー 作品は観客の絶望を買うだけですから。彼はこれからも重い腰を上げない 私たちの尻を引っぱたいて世の中を動かそうとするでしょう。 |
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