とても良い / 口コミ件数 : 7件
価格 : 2,900 円
空前の大ヒット映画マルサの女の続編。 本作品では、宗教法人を隠れ蓑とし巨額の脱税を企てようとする鬼沢(三國連太郎)に対して宗教活動以外の収益には税金がかかると、やり手の国税局査察部板倉亮子(宮本信子)が戦いを挑む。 前作同様、命をかけて悪事を暴こうと必死の覚悟の板倉、また前作の権藤(山崎努)以上に、やり手の鬼沢とのバトルは凄まじい。鬼沢はどんな手段を使っても、お金を守ろうとする、狂気がかった人物だ。 個人的には、最後の結末が決着つかずになっている点が気になりましたが、前作同様スリリングな作品だと感じました。
爆弾ドッカン、アイラブユーという単純なハリウッド映画からこういう映画を面白いと感じるようなったのはオッサンになってしまったからか。 宗教法人を隠れ蓑にした、強欲な爺さんを三国連太郎が好演。 若い女にころっと参ってしまったり、なにか憎めない。 マルサに対して、地上げの正当性を逆切れしたシーンには爆笑してしまった。 当時のバブル絶頂期の臭いを感じさせ、非常に面白い。 最後の割り切れないエンディングもブラックユーモアが深く漂い残るものがある。
老人のエッチ度。あれは子供に見せられないというかエグイ。 でもそのセンスがやっぱいいんだよねー。 と伊丹十三作品の中でマルサ1,2のドロドロとコケティッシュな感覚のごった煮は一番好き。 題材が人間のいやらしい金という部分をえぐっているのが他のエンターテイメント系より バランスが面白く感じるからだろうか。 若いトレンディな俳優のトレンディな映画にはない おっちゃん、オバちゃんが主役の人間のリアリティと面白さは AKIRAの漫画作家、監督の大友克洋氏の書く人間を思い出してしまう。 なんていうか…面白い。
宗教法人ね。無税を理由に多額の金をしまいこむ。徹底的に悪に徹する三国連太郎。どこか、ユーモアのセンスの場面が随所に見え隠れ。釣りバカ日記の前哨戦かな?という感もあります。この2人でビシッと作品がしまったような気がします。
この映画はバブルの絶頂期の地上げ屋が新興宗教を絡めて描かれているが、80年代の雰囲気がむんむんと漂ってくる映画だ。 今では考えもつかないような大金が小さな土地の地上げをめぐって乱れ飛び、政治家やその筋の人がそれにまとわりつく世界は、多少の誇張はあるにせよ、当時の世相を正しく表していると思う。 これを暴こうとするマルサのメンバー達に前作ほどの切れがなく旗色が悪く感じるのは、彼女達が時代の波に立ち向かっていたからも知れない。その結果、結末も歯切れの悪いものになっている。 しかしながら、今バブルの終りを見届けた我々は、この時代に活躍したバブル紳士達がどのような結末を遂げたかを知っている。この人たちの中でバブルの波を生き延びることができた人はほんのわずかではないかと思う。