普通 / 口コミ件数 : 4件
価格 : 1,198 円
ロバート・デニーロ主演の親子を題材にした映画。 デニーロ扮する刑事と、彼の父親との関係。 彼と離婚した妻が育てた彼の実の息子との関係。 父との間で自分のうけた心の傷の故に、息子との関係がぎくしゃくしてしまう刑事。 むすこは、父を慕う気持ちと裏腹に、素直に表せない。 なんて・・・書いたってよくわかんないかもしれないけど、デニーロの表情がいい。 ジェーム・ディーンの「エデンの東」をちょっと思い出した。 人を殺し、また別の人殺しの容疑者になってしまったヤクチュウの息子とふたりきりで会うシーンが胸をつく。 必死の思いで心の蓋を開いて語る刑事(デニーロ)。 その気持ちを無言で感じ取る息子・・・・ 最後に、残された孫を育てながら息子を待つシーンが眼に残る。
死刑囚になった父親の影を引きずりながら自分は刑事として生活してきた男が、ドラッグの売人殺人容疑で追っていたのは実の息子だった。 自分の息子が容疑者になり、忘れたい過去が甦る。 父も息子も殺人者、周りの冷たい視線、「暴力的な血筋」という言葉がささる。 この辺さすがデニーロ、文句なしです。父親のことが原因で結婚しても息子との関係を上手く築けなかったという人物像はよく伝わってきます。 父の愛に飢え、ドロ沼に落ちていく息子を演じるのはジェームズ・フランコ。彼はいいです! 父親と会って「父親に捨てられた」となじるシーンの投げやりで頑なな姿、警察に包囲された時のデニーロとのやりとり、どちらも演技派として高い評価を受けるだけあって見事! 娯楽映画という感じではなく、しみじみ見て親子の絆を考える作品です。
デ・ニーロ扮する中年刑事の息子が「容疑者」になることは間違いないけど、タイトルだけだと推理ミステリーとつい勘違いしてしまいそうだ。原題は『City By The Sea』。まさに錆びれた海辺の町で起こった殺人事件から開陳される、親子3代にわたる「血」と「業」をあっさりとみせるヒューマンもの。 ある殺人事件の捜査が少しずつ進むにつれ、気ままな独り暮らしを楽しむ中年刑事がひそかに抱えていた、そして新たに抱えることになる血と業が次々と押し寄せ、丸っこい中年男の背中にはややきつい重りがどんどん乗っかってくる。 彼は、自身の不幸な過去を、受け入れることでそこから逃げてきた。そしてその結果は、ヤク中の果てに人を殺めた息子や、相棒の死や、無責任な嫁や残された孫となって表れた。一方で、これらは本人の問題でもあり、決して彼の責任ではない。でも、彼は父親として、刑事として、自分の血にも流れる悪しき連鎖に抗い断ち切ろうと決心する。無理くり展開させたラストではあったけど、懸命に息子を説得するデ・ニーロの演技は圧巻だった。
離婚した母に引き取られたデニーロの息子が容疑者として追われる話なんだけど、内容が軽すぎてデニーロの良さがこの映画では伝わってこないような気がしました。デニーロ一人が浮きだっていて息子初め、周りのキャスティングもイマイチ。私的にはデニーロが容疑者で・・・という話の方が良かったような気がしました。