良い / 口コミ件数 : 2件
価格 : 4,249 円
幼少時の悦子様が変身し、現代の悦子様になります。その後、祖父を求めて東京に。この時の上下のデニム・パンタロン、おそらくファーストLP『女必殺拳 志穂美悦子参上!!』のジャケ裏とポスター・ピンナップに使用されているものと同じではないかと思われますが、これが最高にかっこいいのです。これだけで30年以上ファンをやっていると言っても過言ではありません(いや、過言か)。この姿で敵の道場に乗りこんで行くシーンも、鳥肌が立つほどかっこいい! 途中、髪を結んで雲水姿になり、ラストの一騎打ちの時にまた、髪をといて茶色い道着を纏うわけですが、やはり、志穂美悦子様の大きな魅力は、指先から脚までびしっとキマった時、肩に流れる長い髪、この瞬間のシルエットですから、結んでしまうのは惜しい気がします。物語やシカケは、李紅竜シリーズよりも地味と言えば言えるのですが、その分、感情移入がしやすく、おそらくこれまでに一番繰り返して観賞した作品です。『ぴあ』を片手に映画館をハシゴした時代も含めて。
日本の女ドラゴン・志穂美悦子の空手映画としてはアベレージの出来。このころの空手映画って設定もアクションもキャラも、どれもほとんど同じなんですけど、妙な迫力というか、ノリがあって楽しいです。この作品は復讐ものでストレートな内容なので感情移入もしやすく、悦っちゃんが勝ってスパッと終わるので爽快です。 冒頭から荒れた映像に「ニューヨーク」とテロップが出ますが、すぐ次の場面はどう見ても日本。ここで笑えないとこの映画はキツイでしょう。次々とテロップで話が進んでいき、どう見てもセットくさいニューヨーク市警で外人が日本語で話しています。このあたりはお約束で、もはや一種のギャグです。 千葉ちゃんは自宅でも空手着を着て暮らしているし、天津敏と闘う場面なんで、廃屋みたいなところで風がビュービュー吹いて、一体どこなのかまるで分からない状況。珍妙な場面の連続に笑えます。 悦っちゃんの使っているのは空手ではなく、基本は少林寺拳法でしょう。アクションはまあまあです。今から見るとぬるいのですが、当時はこれで良かったと思います。倉田は最初、天津敏側の「ナゾの男」として出てくるんですが、相変わらず演技は下手。セリフも噛み気味。きれいな回し蹴りはさすがです。 で、いつも通りにトンファー使いやら、盲目の居合抜きの男やらバケモノじみた連中が出てきます。これもお約束。ラストはススキの野原みたいなところで闘うんですけど、テレビの特撮もののまんまでした。 監督の小平裕は「パンツの穴」とか撮ってる人ですけど、エロっぽい場面はなく非常にテンポ良く演出しています。アクション場面は山口和彦(というか、このころの東映のアクションはみんなそうですし、香港・台湾のクンフー映画もそうなんですけど)ばりに画面を斜めにしたり、バーンと引いたり、グワーッと寄ったりして、なかなか迫力を出しております。十分及第点の空手映画でした。