 |
男らしさの偶像・・渡瀬恒彦 哀しい美少女忍者・・森下愛子 |
徳川幕府の権力争いに巻き込まれていく伊賀と甲賀の忍者たちの
抗争をダイナミックに描いた時代劇。特に、忍者たちの知恵と秘術を
尽くした泥臭い戦いが見所で、アメフト対決というあり得ない設定も
凝った映像と演出の巧みさゆえ許される。
緒形拳の演じる敵方忍者の異様な姿形には恐ろしい迫力がある。
だが、この映画に最後まで惹きつけられるのは、渡瀬恒彦の演じる、
薄汚い生活感が匂わせながらも圧倒的に強く、弱者を助け、権力に
媚びないアンチヒーロー的な存在の忍者に魅力があったからだ。
渡瀬恒彦の魅力とは、その渋い顔もいいが、なぜか耳にしっくり
なじんでくるその声にこそあるように思う。
敵方の女忍者役で、最後は「忍びの者」としての哀しい運命となる
森下愛子の凛とした演技が印象に残る。意外に豊かな彼女の美しい
全裸シーンが堪能できるのはファンサービスとしてうれしい限り・・。
ずいぶん昔、電車に乗ると偶然に、森下愛子が目の前に立っていた。
撮影所のある方面の路線だった・・・とても小柄で華奢で、陶磁器の
ように蒼白い肌の美少女だった。
|
 |