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実績を確実に出す経営者の考えを直に聴けるので、売価には十分おつりがくる |
最近星野さんと面談する機会があり、星野リゾートの事件簿 なぜ、お客様はもう一度来てくれたのか?も購入して面白く読んでいるところから、当然のことながらこの2006年の作品に大きな関心が向いた。
最近では、カンブリア宮殿で村上龍が星野さんをインタビューし、非常に感動したという声がネット上を少し探し回ると数多く目にすることができる。
星野さんがやっていることは、当世風な言葉を用いれば、極めて質の高いファシリテーションである。現場に考えさせる、現場に決定させる、現場が自分たちのやることに共感と自信を持つ。
私が疑問に思ったのは、圧倒的に星野さんの方が知識も経験も見識も上なのだから、現場の人に議論をさせてもまともな的を得た結論など出てこないだろうというものであった。しかし、見事なまでの確率で各地の宿泊施設は成功している。そこで、私は気がついた。星野さんの質問が極めて的確なのだということだ。本当は心の中に答えは持っている。しかしそれを自分で言ってしまってはおしまいなのだ。あくまで現場の人が自分の頭の中をフル回転させて考えて、その質問に対する結論にたどり着くからこそ、実施において最も重要な腹落ち感が得られて、納得して従業員は働くのだということである。
指図されてやるのは楽である。しかし、自分で考えて、決めて、実行して、成功した時に人は大きな充実感を味わえる。それは真実だ。
参考になる本がある。論点思考である。ファシリテートの達人になるには、質問が的確でなければならない。そうしなければ、いくらでも議論がそれていく。この本は、問題設定の大切さとそのための方法を目から鱗の著述で説明している。
今後の興味としては、星野さんがこうした経営術、人心掌握術をどのようにして身につけてきたかということだ。 |
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