良い / 口コミ件数 : 14件
価格 : 5,352 円
とてもいい作品です。私は映画館で10回見ました。出演者の中に好きな人がいるから ではなく、話のタネに1回見に行ったのです。 今どき、こういう男らしい人間はいないなと・・・。 真っ直ぐな三十郎に憧れ、織田裕二さんのファンになりました。 もちろん黒澤監督の作品も見ました。 脚本をかえず、でも、現代らしさを伝えてくれる森田監督の作品に惚れました。 だから、10回も映画館に足を運び、DVD発売を楽しみにしているのです。 森田監督、黒澤監督に勝敗をつけるつもりはありません。 でも、私は、現代版椿三十郎に惚れました。
映画を見る前に、黒澤さんのオリジナルを観ました。台詞が早すぎるのと血しぶきがどうも馴染めませんでしたが、とても楽しくて、黒澤映画の中では一番のお気に入りです。リメイクされると聞きすぐに見に行きました。リメイク版は賛否両論おありのようですが、コミカルでとても面白く、織田祐二もちょっと三枚目な三十郎で素敵でした。カラーでの表現だったので、椿も綺麗でそこもお気に入りです。私は、オリジナルよりこちらが好きなので断然御勧めです。
黒澤版の旧作は知らず、もちろん観たこともない状態で、「織田裕二主演作」ということで今作を観ました。とても満足できました。やはり、織田裕二はわがままと紙一重なほど「こだわり派」というイメージが定着していますが、それをイイ意味で体現していて、演技が安定しているというか、観る側が安心して鑑賞に集中できる感じがします。作品にブランド感すら出しているのではないかと思います。実際、脚本も面白くしっかりしていたし、他のキャストの方々もイイ演技していて一流の作品に位置づけるのを手伝っていますが、なんといっても主演の織田裕二の存在感による功績は大きいと思います。特典映像が多そうなので、楽しみです。
いちいちカッコイイ織田さんと いちいち可愛い松ケンを観るだけで和む。 もちろん作品としても素晴らしい出来のリメイクだと思います。
物語自体は、役人の汚職という社会派的な部分はあるけれど、基本的には痛快娯楽作品なので、ストーリー展開の面白さ、人物構成の妙があって非常に面白かったオリジナル脚本そのままに作れば面白くないわけがない。 森田監督は職人的演出で、それなりの腕を発揮しているし、語り口は黒澤より軽くて分かりやすいかも。裏を返せば重厚さがない。社殿を敵方に何重にも包囲されたことを音(当時はモノラル)で悟らせたり、カラー映像の特色を生かし、まだら色の椿等々、オリジナルに敬意を払いつつ現代らしさを出しています。 反面、黒澤が凝ったロングでの画面を多用していたのに比べ、本作はアップが多い。これもTV的であり現代的でもあります。本作での一番の注目ポイントは、やっぱり最後の果たし合いですかね。 オリジナルでは、両者が対峙したまま一歩も動かず、緊迫の時間が流れるなか、一瞬で勝負が決まり、血しぶきが噴水のようにドバッとあふれ出すという、度肝を抜かれるシーンでした。本作は、それなりに工夫はあり悪くはなかったです。もちろん、オリジナルほどの衝撃はありませんでしたが...。 三船敏郎は、その存在感・老獪さ・艶があった。織田裕二熱演だったし、悪くなかったと思いますが三船を意識しすぎたかも。 仲代達矢と豊川悦司は、不気味さと妖しさは互角。とってもよかったのが、黒幕の手下で拉致される侍役の佐々木蔵之助。飄々とした感じは現代的ではありますが、いい味わいを出していました。 他の役者たちもまずまずで、あとは好みの問題でしょう。 熱烈な黒澤ファン、三船ファンの中には、オリジナルに対する侮辱だとまで言っている人があるようですが、オリジナルに対する愛情も感じられたし、私はそれほど悪いリメイクではなかったと思います。