良い / 口コミ件数 : 4件
価格 : 3,990 円
好き嫌いが別れるかもしれませんが 作品を書き続ける執念とポリシーはなかなか真似できるものじゃありません。ブコウスキーをテーマにした バーフライ と言う映画よりも この作品の方が ベースに人間愛があるのでずっと良いです 飲みながら見ればもっといいかな
以前、図書館で借りたものの未読に終わった「勝手に生きろ」が原作だとは、見るまでは気がつかなかった。完読していたらもっと楽しめたかなと、些か後悔。主人公のチナスキーは見事なまでの生活不適合者。底無しのちゃらんぽらんさだが、不思議な程に見ていて不快さやイヤラシさが無い。むしろ痛快にさえ思える程だ。それはすなわち虚飾をひたすら厭い、剥き出したかのような自由な生き様、更にはその種の人間(自称「無頼派」)につきまといがちなナルシズムさえ捨ててしまっている。ここまで来ると一種の清明さと言ってもいい。そうした彼の姿と行動を面白がる一方で、様々な形で共感したり、俗世間に対する批評を測る事が出来るのである。ブコウスキー作品の本質は、そこにあるのかもしれない。マッド・ディロンの演技も見事。チナスキー、いやむしろ原作者のブコウスキーの霊が憑依したかのようだ。何しろ頭髪の生え際までも酷似しているのだから恐れ入る。
マットディロンのかっこいい事!!こんなだらだらした色気のある中年男と恋愛したくなっ た。
自称詩人のヘンリー・ナチスキーは、バーに入り浸りの毎日。出版社には相手にされず、働いても首になる。ある日、バーで知り合ったジャンの家に転がり込んだナチスキーは、競馬に入れ込んで小金を手にするが・・・・。 自分の才能だけを信じて書き続けるものの、誰にも相手にされず、飲んだくれ、煙草をふかし、喧嘩をし、毎日過ごすダメな男。書くことへの信念には恐れ入るけれど、傍から見ればとんでもない自己中心的なダメなやつにしか見えない。そんななのに、尚も書く男。周りの人間を巻き込み、迷惑をかけ、女を踏みつけにする男。それなのに何故か放っておけない人物を、マット・ディロンが好演。 人生に失敗したダメな男の物語は嫌い。この映画も前半部分はダメ男の日常がダラダラと描かれている感じで退屈で眠くなったんだけど、途中からなぜか面白くなった。マット・ディロンが嵌り役で、なんとも魅力的だった。腐りかけの魅力といか、完全に腐る一歩手前の感じ。ぼそぼそと怠惰な声で人生を語るのが、たまらなくセクシーです。やりたいことを最後まで持ち続けたアウトローの物語。この作品にマット・ディロンを配したというキャスティングの妙に拍手です。