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1. とても良い |
ラフカディオさん |
書き込み日: 2004年06月28日 |
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何度も繰り返し観るに耐える作品 |
「ナコイカッツィ」とは、「日常と化した戦争」と副題が付けられたセリフや特定の俳優が一切登場しない映像と音楽の叙事詩です。シーンの大部分は既存のニュースやテレビ映像がデジタル加工されたもの。それにフィリップ・グラスの音楽とヨーヨー・マのチェロがシンクロします。と、作品の紹介はさておき… 劇場公開中に2回足を運びました。最初は印象に残る映像が随所にあったものの、内容がよく掴めませんでした。「デジタルテクノロジーを駆使した」という触れ込みの割には色使いが渋く、また少々アナクロと思えるようなシーン(「1」と「0」が渦になっていく‥)もあったりして辟易させられる面もありました。しかし、この映画は急速にIT化したここ数年ではなく、もっと時間的スパンが長いのだと思います。ハリウッド的、TV的なこれ見よがしの効果ではなく、ボディーブローのように後々効いてくる映像です。 シークエンスは「コヤニスカッツィ」を彷彿させます。ここでもレジオ監督の世界観が鮮明に打ち出されて圧倒させられます。内容を一々挙げたらキリがありませんが、前二作よりも個々の人間に肉薄しています。前半には、オリンピックと思しきスポーツのシーンが沢山出てきます。そのシーンにシンクロする音楽は、「スポーツ=健全」というステロタイプを見事に打ち砕きます。導入部の精子を連想させるような水泳のシーンが正に象徴的です。そして最後は、穏やかながらもハッとさせられるシーンでエンディングします。僕はこのDVDを購入します。繰り返し観るに耐える作品と確信しているからです。 |
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