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2. とても良い |
伊藤 窿さん |
書き込み日: 2004年08月16日 |
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映画の天才はスペインに降臨した |
初めてこの映画をWOWOWで見た時、ペネロペ・クルスも何も知りませんでした(当然ですね)。しかし映画は最高で、彼女の存在感も圧倒的で、忘れられない女優となりました。そうしたらその直後『オール・アバウト・マイ・マザー』で大ブレイク、そしてトム・クルーズとのゴシップで見る見るうちに2000年代を代表する女優になりました。「錐の嚢中に居るが如し」、優れた人物は必ず評価されるのです。 同じ事は監督のアメナバールにも言えます。映画は素晴らしいもので、『バニラ・スカイ』としてリメイクされて後、いよいよ声望が高まっているのは多くの識者のカスタマーレビューを読めば明らか。トリッキーで、伏線がしっかりとちりばめられ、そして最後の大詰めであっと言わせる完璧な作り。本当に映画の天才っているんだな、と感じ入ります。脚本も音楽も1人でやり、それもまた完璧なのですから。 そして主演女優の使い方が絶妙です。ペネロペ・クルスの色気、情熱、活力、聖母性、清潔感、魔性、しなやかさ等々を十二分に生かして、抜群に魅力のあるヒロイン像を作り上げました。同じ事は同監督作の『テシス』や『アザーズ』にも言えます。ここではアナ・トレントやニコール・キッドマンの過去の名作のイメージも見事に生かして、役柄に役柄以上の説得力を持たせています。そしてペネロペ・クルスはこの映画のイメージを自らのものとして女優人生を突き進んでいるかに見えます(近作を見る限り、確かに『オール・アバウト・マイ・マザー』系の方向性ではないようです)。 アメナバールの新作の噂を聞きませんが、じっくり待ってまた絶品が出来るのを待つとしましょう。エリセのように10年おきにしか撮らない人もいるのですから。それまではこれらのDVDを繰り返し楽しんで、隅々まで鑑賞することにしようと思います。 |
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