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実は、日本映画の大きな転換となったエポック的作品。 |
懐かしいね。
ウインタースポーツ、雪山と言えば、スノーボードが主流になってしまった今日では隔世の感があるが、やはり、我々の様に、スキーという言葉の響に特別な思い入れがある世代にとっては、決して忘れる事の出来ない傑作だ。
この映画を観たのは、封切り初日、社用でイギリスに2年赴任していた友人とであったが、帰国していきなり、何かスカッとする映画はないか?と尋ねられ、衝動的に男ふたりで劇場へ入って、その映画の面白さとノリの良さに満喫し、これは、映画館の正面に、キァリアにスキー板を載せて4WDで横附けしたら、鑑賞後出てくる女の子たちを間違いなくナンパ出来るであろうと馬鹿な事を夢想したのを覚えている(笑)。
実際、その時の場内の観客たちの受けようは凄まじく、エンドロールが始まったら、拍手が巻き起こった程だったのだ。
若い方たちには及びもつかない事だと思うが、その当時の日本映画は、まだ70年代の"政治&運動"のイデオロギーを引きずって、反社会、反体制的で暗い、重い、激しいテーマの作品が主流だった。それだけに、明朗健全で能天気な今作は、硬派な映画ジャーナリズムからは叩かれたが、時代の流れに乗って、観客からは大喝采を浴びた。その後、この映画の影響で、フジテレビはトレンディ・ドラマでブームを作り、映画界に於いても、明るいエンターテイメントの時代が到来した。
ただの楽しい娯楽映画にとどまらず、日本映画界にとって、大きな転換となったエポック・メーキングな作品なのだ。
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