良い / 口コミ件数 : 6件
価格 : 6,960 円
リヒターのマタイは1958年版、1979年版があるが(他に1969年のライブ版あり)、このDVDはその中間の1971年に収録されたものである。 演奏会場はシンプルで映像的にはややものたらないが、音響効果はよく、時代は感じさせるものの、全体に非常にきれいな音である。 CDとは異なり、リヒターの求道者そのものの指揮ぶりが映像としてうかがえ、また歌手陣の真摯な歌いぶりもよく見ることができ、リヒターファンはもちろん、広くバッハファン必見のDVDであると言って間違いないだろう。
リヒターの映像があるならば見たいとずっと思ってました。みんなそう思ってるはずなのに売り出されないのは何でだろうと不思議でした。いつも聞いているCDは1969年に東京で録音されたもの。これはそれとはちょっとちがうみたいです。凝ったつくりのステージで大迫力の映像と音。字幕が、CDに付されてるものにくらべて平易な日本語になっていますけれど、言葉が易しすぎてCD版ほどには充分に表現しきれていないような気が・・・なまいきいってすんません。ロ短調ミサ曲とヨハネ受難曲も同時発売中!
リヒター来日時のマタイ受難曲が初めて購入したCDでした.それ以来20年ほど,バッハの音楽を聴き続けていますが,今回のDVDは待ちに待ったものでした.今ではBCJを初め,古楽器による演奏しか聴かなくなっていますが,最初の音が鳴った瞬間に,現代・古楽器にかかわらず引き込まれます.また,字幕付き(原訳・監修:杉山好,日本語字幕:増田恵子)でみられるのもうれしいです.今ではより優れた演奏も多くあると思いますが,リヒターの演奏をDVDで見ることができ,満足しました.
おそろしく長い作品ですが不思議と最後まで飽きません。何度も聞いていますが常に新鮮な発見があります。バッハの最高傑作と思います。とくに「主よ。あわれみたまえ。」のアリアが最高です。ちなみにこのアリアはタルコフスキーの名作「サクリファイス」のテーマ曲です。
録音状態も映像の状態も良く、買って損した気分には決してなりませんでしたし、部分部分で何度も視聴するには良いと思いましたが、何度も全体を聴くような種類のDVDではないとも感じました。理由はただ一つ、ソプラノのHelen Donathの歌い方です。過剰で不自然なビブラートが作品を台無しにしていると私は思います。彼女がソロを担当する曲全てが彼女の歌い方で台無しになっています。これは解釈が古い新しいという意味で言っているのではありません。このマタイ受難曲に限って言えば、少なくとも彼女の歌い方は時間という試練を乗り越えられる様な種類の歌い方ではないと思いました。 彼女の当DVDにおける(悪い意味での)頂点はあの有名なソプラノのアリア「愛ゆえに我が救い主は」です。あの素晴らしい曲がこんなに無惨に・・・・ガクッときました・・・。 彼女の「失敗」さえなければ、他のどんなマタイDVDよりも好きな作品です。