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ヒルサイド・ストラングラー 丘の上の絞殺魔 [DVD]

ヒルサイド・ストラングラー 丘の上の絞殺魔 [DVD]

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価格 : 3,526 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:3 1
1.  良い 書を持て野に出ようさん 書き込み日: 2009年01月30日

再現性は高い

 この手の実話犯罪物は映画化すると実際とは全く別の物になることが多いが、本作品は及第点。今まで見た中ではおそらく一番再現性が高い。
 実はこの犯罪、犯罪そのものよりも裁判の過程の方が犯人の人間性が出て酷いのだが、さすがに話がグダグダになるので削ったのだろう。
 警官志望→偽セラピスト→ポン引き→連続殺人という流れは人間の転落がいかに簡単に起きるかを思い知らされる。まあ元々の資質に問題があったのだろうが。
 女性蔑視や女性敵視が根底にあると思われるこの犯罪では、自分の妻にだけは固執し哀願してまでも側にいようとする真逆の一面も見られる。
 再現性の高さにだけこだわると映画として破綻することが多いが、この作品では何とか崖っぷちで踏ん張っている。



2.  悪い 花園の人さん 書き込み日: 2006年05月09日

社会科学者向けの「教育映画」だが、危険きわまりない。

アメリカ、カリフォルニアで現実に起こった、連続猟奇殺人事件を再構築した映画だ。

これは、反面教師のような「教育映画」である。警官になることを望みながら、警備員をしたりして、定職に就けず、30歳を超え、ママっ子でニートのブオノ。母親にいやいや説得され、新しい機会を求めて新しい場所へ、ロサンジェルスで車内装飾を職業とする従兄弟の家に居候することになる。ここでも、警官の採用面接を受けるが、成功するようには思えない。それ以外は無為徒食の生活。

彼らはそれぞれ、生まれてからの家庭環境は良くないようだ。これが、この映画を教育映画だと私が言っている理由だが。暴力、不倫、離婚、飲酒癖、などなどが育った家庭内にあまねく存在していた。それが、成長期の男二人に影響を与えたのだろう。それが、このような、15人もの女性をレイプ・拷問・絞殺したんだと、この映画は言いたいのだろう。

段々、同様手口の事件件数が増え、一般の女性が絡みだして初めて、ロス市警は捜査に動き出す。まあ、遅いと言えば遅い。日本と変わらぬと言えばその通り。しかし、このように、ちょっと道を踏み外して育った男二人がこのような猟奇殺人を繰り返すその心情は、ほとんど分からない。このところの分析は無いが、ビアンキの母親の飲酒癖やら種々な悪行が暴露されてゆくのだが。

これは誰を非難する映画なんだろうか?出遅れて捜査に乗り出した警察?家庭内の不和や不倫、暴力などの養育環境?本人の意思の弱さや、生まれ育った環境が育てたゆがんだ性格?やすやすと誘惑に引っ掛かる女性達?偽の警察手帳で簡単に自宅に誘拐される女性達?自分たちさえ安心であれば、誰が殺されようと、無関心なロスの市民達?

これは、犯罪心理学ないし、社会科学者向けの教育映画だ。少なくとも、1事例として役立つだろう。



3.  悪い 鉄っ子さん 書き込み日: 2009年10月06日

この作品は資料として存在するものなの?

この作品は結局、ただ単に映像にしましたという感じしかなく、リスナーに対する問い掛けがないのだ。
結局映画というのは、一種の娯楽、言っちゃえばエンターテイメントであり、人を楽しませるために存在する物なのだ。やはり、そういう場にこういった事件などを題材にした作品ってのは、結局、嫌悪感を抱かれやすく、例え、出来が良くても批判なんかがどうしても飛び交ってしまいます。だけど、決して撮るなというわけではなく、己がその事件を通して、一体何を伝えたいのかってのをちゃんとリスナーなんかに伝えなければならないのだ。そして、この事件を通して、実際、自分達が何を感じるかってのを問いかけるようにしなければならないのにもかかわらず、この作品は結局、そういう類の物がまったく存在せず、ただ単に不謹慎な映画になってしまっている。
過去にこんな事件がありましたよ、という資料的な物しか存在せず、わざわざ映画にしなくていいじゃないかという出来である。
これが、一つのエンターテイメントとして存在する以上、何かメッセージ性を含んでいてほしかったです。



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