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東京裁判 [DVD]

東京裁判 [DVD]

とても良い / 口コミ件数 : 15


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1.  とても良い しゃちほこはちべさん 書き込み日: 2005年03月23日

日本人必見の映画

東京裁判のドキュメンタリー映画で事実だけを淡々と描いています。
他のレビュアーの方が中国軍うんぬんの話をされていますが、現実の裁判の
時もああいった愚にもつかない事象を証拠として採用していったという事実が
述べられているだけだと思いますので欠点ではないと思いますがいかがでしょうか。
どちらかといえば日本人・米人の弁護団の言い分に全く聞く耳もたない裁判
であったということがかなり強調されているように思うのですが。
また東条の不用意な一言で天皇に戦争責任が及びそうになる時の関係者の
あわてふためきぶりも良く分かります。
日本に根強く残る東京裁判史観と呼ばれるものがどういう風に作られてきたか、
そしてそれはいかに根拠のないものなのかが見ればわかると思います。
ちょっと時間が長いですが、丁寧に作られている証拠。
日本人ならしっかり見て勉強しましょう。



2.  とても良い スーパー情熱営業マン☆コメットさん 書き込み日: 2006年04月30日

何度も考えさせられる映画!

靖国参拝等の問題で必ず出てくるのが、この東京裁判である。
勝者が敗者を裁く不公正な裁判として。
この映画は、日中戦争〜太平洋戦争にかけての世界と日本の情勢も描いており、
戦争遂行者であった者たちの証言や評価も取り入れているなど、緻密なドキュメントである。
そして裁く側と裁かれる側の攻防シーンは印象的であった。
例えば、連合国側においても、この裁判の正当性に疑義を持つものもいたし、
本来、公平・公正なる立場をとるべきはずのウェッブ裁判長の感情的かつ差別的な態度を
カメラは克明に捕らえていたシーンだ。 これは映像のもつ迫力だ。

しかし、どうして日本は戦争を仕掛けたのか?
本来、合理性と科学性を重要視しなければいけない軍部がなぜ迷走し、多大なる犠牲を生んだのか?
 この2点を考えるには最適な映画であると思う。
今の日本人で、なぜ太平洋戦争がおこったのかを答えられる人が以外に少ないという。
理由は、近・現代史を学校で教えるまでに至らないからだ。
ほとんどが江戸時代末か明治初期で終了なのだ。
これは悲惨だし恥ずかしいことだ。
 私は日本の歴史を総じてみるに、素晴らしいものだと確信している。
世界史的にみても文化的で平和的でかつ節度ある国民性を保った国だからだ。
そういった事を考えるにも、右派、左派、中間、ノンポリの方々にも、
ぜひとも観て欲しい力作である。







3.  とても良い スカダーさん 書き込み日: 2006年05月06日

巨匠渾身の作。

 米国防総省の記録フィルムの閲覧が可能になった時に、それをもとにして継ぎはぎして作られたドキュメンタリー風の映画。
 「風」というのは、例えば「ここではこの人の顔のアップが欲しいなあ。」と思ったら他のフィルムから持って来たりして挿入してあります。
 大きな捏造があるわけではありませんが、100パーセント完全な記録映画ではありません。
 そういう意味ではまさに監督が居る「映画」です。
 しかし、巨匠小林正樹監督は、長い長い時間をかけてこの4時間を越す大作を、既存の映像だけを使ってまとめあげました。
 日本映画の黄金期を支える監督が、この映画を作るには実写以外の映像を使うことは出来ないと決めた、その執念に対して拍手を送りたい。

 この映画には多くの問題が含まれ提示されている。
 いろんな意味で日本人は見ておかなくてはならないと思う。

 その問題群の中には非常に複雑な論点を見出せるものもあるけれども、何よりも日本が行った戦争が、こんな風に馬鹿馬鹿しく始められたものだったのだと感じて、公開当時大学生だった僕は本当にショックだった。
 僕は本当にいろんなことについて何も知らないのではないかと思った。
 どんな授業よりも、そんなことが心に迫って来た。
 だから、多くの人に見て欲しい。
 1983年公開。DVDが、今見たら半額で再発売されている。
 この映画を買う人が居る。だからなんだろう。そう思うと嬉しかった。是非レビューを書きたいと思いました。
 是非、見てください。



4.  とても良い アクストンさん 書き込み日: 2009年05月08日

襟を正してみる歴史

同時代に生きた日本人にとってはあまりにもなまなましく大きな痛みをともなう記憶であったために、この時期の史実の公開と評価はこのころまで待たねばならなかったのだろう。だからかもしれないが、戦後生まれた日本人は基本的な前後関係と事実すらあやふやにしかしらない。だが戦争の記憶をもって生まれ育ってはいない世代の日本人は、襟を正して見るべき映画だと思う。

東条被告が裁判にのぞむ毅然とした態度とその弁明からあきらかになる良識、責任感、愛国心は、私が漠然とうけていたA級戦犯の暗いイメージとは異なっていたし、アメリカのブレークニー弁護人の日本人被告に対しての公正さを求める一貫性、登場人物のそれぞれが異なった立場からそれぞれの使命をこの裁判においてまっとうしようとしている姿に、深い感銘を覚えた。

日本人でいることは、その過去の栄光と挫折、残虐行為と自らの犠牲の上に生きることだと思い出させてくれる秀作。



5.  とても良い ゲバジジさん 書き込み日: 2005年08月17日

戦争責任とは?これからのアジアの中の日本を考える上で貴重な作

近年、中国・韓国の「歴史認識」「教科書問題」「靖国参拝問題」などで中国・韓国の反日デモが起き、それとともに日本でも中国に対する反感、嫌悪感が強まっています。戦後60回目の敗戦記念日を前に、この「東京裁判」を再見しまた。通算4度目です。戦勝国が敗戦国を裁くのは違法ではないかという意見があります。前例がないのは事実です。また、ウエッブ裁判長の独断的で強権的な進行を見れば、はじめに結論ありきの裁判だったことは明白です。映画は、米国国防賞のフィルムと裁判シーンが映像素材ですが、小林監督は極めて抑制的に淡々とこの裁判を構成しています。裁判の焦点は戦争指導に関するの共同謀議、天皇の責任、関与の有無、さらに「南京大虐殺」といわれる事件の立証、満州国成立過程などが主な内容ですが、なにひとつ立証されていません。「共同謀議」がないなんて欧米人では理解できないかもしれませんが、それが日本独特の「あうんの呼吸」「空気の力学」なのでしょう。この裁判で主に的になったのは開戦時の首相・東条英機です。彼は天皇に責任が及ぶことを阻止する、その一点に注力したようです。溥儀も証言台に立ちますが、彼の偽証は後年彼自身認めています。また、「南京大虐殺」を立証するという資料、証言は極めて恣意的といわざるを得ません。ただ、この映画の中で驚いたのは、弁護人を努めた米国軍人の弁護内容です。正論でした。しかし、この映画だけでなく、その他の資料を見ても感じるのですが、先の大戦は大きく二つに分けて考えるべきと思います。主戦相手の米国ほかの欧米諸国との太平洋戦争と満州事変、日中戦争など16年に及ぶ中国との戦争です。太平洋戦争で戦争責任を追及される覚えは日本にはないでしょう。しかし、中国への侵略戦争には明らかに責任があります。そして、この戦略性もなく、300万人以上の軍人軍属、民間人を無駄に、しかも無残な死を強いたことは国民に対して大きな責任があるのではないでしょうか。これからのアジアにおける日本を考える上で永久に貴重な資料となる作品だと思います。



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