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ゲド戦記 [DVD]

ゲド戦記 [DVD]

普通 / 口コミ件数 : 261


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クチコミReview一覧
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1.  とても良い ナナミさん 書き込み日: 2008年03月12日

私は好きです

最近DVDでこの作品を観て、何となく評価はどうなってるんだろう、と開いてみたら…酷評の多さにとても驚きました。
私は原作を読んだ事が無いので、あくまで映画を観てだけの感想なんですが…上手く言えませんが、死と生という難しい題材を登場人物達が懸命に語って、説いて、教えられて、そんな姿を見ているとぼろぼろ涙が出ました。胸が締め付けられる、っていうのはこんな状態をいうのかなと思いました。
テルーの歌にアレンが涙する、蜘蛛に操られたアレンと対峙したゲドの言葉、塞ぐアレンにかけられたテルーの言葉。確かに二時間に収めるには扱うテーマが大きすぎたかも知れない、と感じる所はありましたがそれでもこの作品には沢山の胸に染み入る言葉がありました。充分に素敵な作品だと、私は思います。

最初に観た時沢山涙を流して、終わった後は、日々を時間に追われて荒んでいた気持ちが澄んだ気がしました。観てない方には是非、一度。お勧めしたいです。



2.  とても良い takaujiさん 書き込み日: 2008年06月11日

「ゲド戦記」としては失敗、「映画」としては隠れた名作

 最初に言っておくと、筆者は原作は未読である。
この作品に出会ったのは昨年の夏頃、友人から薦められたのでDVDで鑑賞してみたのだ。
ここでは主に映画鑑賞者を原作から見た人、原作未読で「ジブリ映画」としてみた人を分けて書く。

 他のカスタマーが言っているように、「ゲド戦記」の映画化としてはかなり窮屈で無理矢理感が感じられる映画である。
原作に関しては殆ど知らないが、かなりの長編物であり、ゲドの過去なども描かれているようであるから、原作から入ってこの作品を見た、という人にとっては酷評を受けるのも無理はないだろう。
 原作を未読で、「ジブリが好き」という理由で見に行った大衆にとっても、この作品は非常に難解であろう。
何故アレンは父親を殺害したのか、テルーは自身が竜であることを知っているのか、など伏線が未回収のまま終わってしまった。
それではこの作品はどういった人から評価されるのかと言われると、「純粋にこの映画を作品として楽しんでいる」人である。
 メッセージ性に関しても「光から目を背け闇ばかり見つめている」「死を拒むことは生を拒むことと同じなんだ」といった台詞から読み取れる生と死、絶望と希望、荒廃した世界など現実社会をそのまま映したかのような世界観が非常に訴えかける。

 映画ゲド戦記は非常に見る人を選ぶ作品である。
原作ファンからは不評を受けられ、ジブリや一般ファンにとっても最初から最後まで?マークが頭から離れないであろう。
しかし、作品を一つの作品としてしっかり受け止め、深い純粋な価値観を持った人にしか受け入れられるのではないだろうか。
残念ながら、筆者が思うにそういった純粋な価値観を持った人はこの世の中では少数派であり、大衆から評価が悪いのはそういった理由なのではないかと思う。



3.  とても良い アサさん 書き込み日: 2008年03月06日

おもしろかった

世間の評価はあまりよくないみたいですが、私はすごく好きです。
思春期に感じる不安や葛藤に苦しむアレンが、ゲドやテルーとの出会いにより生きる力を取り戻す姿に共感を覚えました。

色々と考えさせられる映画でした。



4.  とても良い kaizenさん 書き込み日: 2008年01月02日

宮崎アニメの流れは汲んでいます

魔法ものの一つです。
雰囲気としては宮崎アニメの流れを汲んでいます。

若いアレンとテルーを主人公だと考えると分かりやすい。
ハイタカ(ゲド)を主人公に考えると、話が難しすぎるかもしれません

原作を読んでみると、ジブリらしい編集をしているところがわかります。
原作をそれなりに料理していると思います。

ps.
DVDに食指が動かなければ、原作を一度読んでみてはいかがでしょうか。

原作がすばらしいものをアニメにするのは難しいことが分かりました。



5.  とても良い 音楽を愛する者さん 書き込み日: 2008年07月11日

哲学的断章

 この映画は好き嫌いがはっきりと分かれる作品である。父親である宮崎駿氏の作品を念頭において見ると、何と味気ない作品かと感じるだろう。それは他のレビュアーの方の評価の低さに現れている。しかし、先入観を持たずに見た場合、これまでのジブリ作品とは全く向いているベクトルが異なり、ある意味新鮮な感じがする。確かに過去のジブリ作品のパロディーとも言えるような描写は所々出てくる。(ハイタカがアシタカに似ているなど) しかし、内容は全く違う。一貫して重く、シリアスな流れであり、ジブリ作品特有のテンポの良さというものがない。むしろ、それを意識的に拒絶している。また、言葉数が少なく、断片的な言葉がとぎれとぎれに語られるだけである。場面転換も唐突で、ただ無駄にコンテンツを浪費しているようにしか思えない。そのため、全体のスケールが小さくまとまってしまっている。せっかく質の高いグラフィックを使用しているにも関わらず、それがよく生かされていない。声優人もやはり素人じみていて、説得力に欠ける。その中で音楽は素晴らしいと思う。過去のジブリ作品と比較しても引けを取らない水準ではないだろうか。エンディングの「鳥の唄」などはとても感慨深い。
 この作品は映画としては失敗作であろう。それは個々の映画を形作る要素が、過去のジブリ作品のレベルまで高次に融合されずにてんでばらばらに並列されてしまっている。しかし、個々の要素を見ると、それらは決して低い水準ではない。言葉、絵、音楽はそれぞれ光るものを持っている。特に言葉については、大変抽象的で作品の内容とどのように関わっているかが不明確で、ただ一人歩きしてしまっているが、哲学的な色彩を帯び、これまでのジブリとは異なる魅力を持っている。結局のところ、それらの要素を映画としてまとめることに失敗したのがこの作品の実態ではないだろうか。映画としてではなく、哲学的断章として見る分には問題はない。
 今後、宮崎吾郎氏がどのような作品を作るかは分からないが、創造的な態度で臨んで欲しいことを願うしだいである。



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