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5. とても良い |
mimikonaさん |
書き込み日: 2005年11月16日 |
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ハウルの動く城を観て |
私がスタジオジブリの作品を映画館で観賞したのは「もののけ姫」とこの作品で2つめになります。2つとも何の予備知識も無いままに拝見しました。 ソフィーは童話や物語で特別な存在に選ばれる事の多い末妹や末弟の影に隠れる何の取柄も無い 「長女」という存在でしかないのだと自分に言い聞かせながら生きる18歳の少女。 一方強大な魔力を持ちながらも性格は弱虫で束縛を嫌い自由奔放を常とするがどこか虚無感を漂わす魔法使いのハウル。 彼等が暮らす平穏な筈の世界は武器や兵器そして魔法を使用する血生臭い戦渦の渦に今まさに巻き込まれようとしている・・・ けれどもこの作品の中には戦争の原因も何処と戦わなければいけないのかも出てはきませんし、様々な事柄についての「何故ならば」も語られる事は殆どありません。 ですので観賞中も観賞後も疑問に思われる事が多々あるのも頷けます。 けれども作中でソフィーが青年に対して本当の自分の気持ちを主張した後に言った 「年寄りのいいとこは失くすものが少ないことね」 この言葉を聞いた時、?の事柄について様々な想像を巡らしていた頭から別の場所、心の中へと言葉が浮かんで来たのです。 「失くしたくないもの」を失くしてしまおうとしている少女と 「失くしてしまったもの」を失くしたくないと思っている青年 正反対の位置にいる2人が出会い、お互いの中に形は違えど同じものを求めているならばそこには恋が芽生え、そこから慈しみといとおしさが溢れれば愛が生まれる。 それはあたかも自然の摂理のように。 この作品は頭と心で考えながら観るよりも男性も女性もソフィーのような女性的、母性的感性で全てを受け止めて感じながら観た方がより楽しめるのかもしれません。 「人は誰かの為に生きて初めて人間になれる」 この言葉を久し振りに思い出した作品です。 |
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