悪い / 口コミ件数 : 6件
価格 : 1,398 円
日本ホラー映画指折りの監督鶴田法男とホラー漫画の鬼才伊藤潤二が手を組んだときいて本編をを見る前から背筋が寒くなった。作品の導入部はいきなりのロングショットのながまわしで突然と電話のベルが鳴るというホラーの典型的な演出で「おぉー早速来た来た!」と内心冷や冷やしながら見ていました。
しかし話が進行するにつれてなんだか話がチマチマした恋愛のもつれにすり替わり得体の知れない化け物の正体が単なる恨みつらみにとってかわってしまったときに私の中で凡庸なホラー映画になってしまった気がします。ドラマが停滞してももう少し得体の知れない恐怖を案山子というモチーフを使って引っ張って欲しかったです。ただしやっぱり怖いシーンは随所に出てきますのでホラーファンなら一見の価値ありです。
鶴田法男監督作ということで、「リング」「呪怨」以降の「怖さ」を期待すると、肩透かしを喰らわされることになる。これは「リング0」やテレビドラマ「怪談百物語・雪女」「スカイハイ」などで鶴田が実践してきた怪奇メロドラマの試みのひとつなのだ。低予算ゆえのチープさや脚本の粗っぽさは否定すべくもないが、ここには「ジャパニーズホラー」に食傷気味の観客の心にひっかかる何かがある。伊藤潤二原作作品のなかでも、もっともまともな一本と言えるだろう。
行方不明になった兄を探そうとする妹が、兄が住んでいたアパートで 藁の付いた兄宛ての手紙を見つけ、送り主を訪ねて田舎の村へと向かう。 村は案山子祭りを数日後に控えていた。 無口で余所者との接触を避け、ただ遠巻きに見つめる村人。 電話も無く携帯の電波も届かない僻地。 そして夜中に鳴り響く地震のような鈍く不気味な音… この村は何かがおかしい、普通じゃない…妹は祭りの日まで村へ残ってしまう。 そして祭りの日の夜、それは起こった… こんな感じで話が進みます。 人は自分の理解から外れた得体の知れない「何か」に恐怖心を抱くのだと思いますが、 この作品はそういう部分での見せ方がかなり上手だと思います。 前半までは… 後半に入ると色恋沙汰による嫉妬や妬みの話が強調され、得体の知れない現象への 恐怖は薄まり、どちらかというと刑事ものの殺人事件を見せられているような感覚に… 作りは「世にも奇妙な物語」風ですが、中身は短編のお話一本分程しか無いものを、 映画として無理に長く引っ張ってしまった感じがします。 ただ、人手や衣装、メイク、仕掛けと、どれを見ても明らかに安っぽい作りであるのに、 人の心の底にある不安や弱い部分を揺さぶり起こして見せる前半の恐怖の煽り方は 素晴らしいものがあると思いました。
「思わせぶりな場面ときれいな女優がいれば売れるだろう」という映画です。劇場でお金を払った人は大変です。DVDを購入した人は大変です。TV放送があったとして最後まで付き合った人は大変です。こんな映像化された原作は大変です。みんな大変です。
田んぼにある案山子。カラス除けだったりするあれですが、夜道に見ると怖いですね。「誰かいる!」なんて一瞬思うから。 私もそんなことを思ったから、観たんだと思います。そして結果は…。 柴崎コウさんは美人なんですけど…。何がいけないんだろう?考えさせられました。