 |
1. とても良い |
さん |
書き込み日: 2003年08月26日 |
|
 |
美しい映画です |
DVD発売を心待ちにしていた作品です。 本も出版されていますが、この映画の監督は原作者でもあり、また自身の体験がベースになっている為か、 全ての登場人物がいとおしく丁寧に描かれていて、心温まる「良い映画」でした。 ストーリーを一言で纏めるのはとても難しいのですが、 文化大革命という中国の暗い時代において、その暗さにテーマを置くのではなく 逆境にもめげず精一杯生きる少年たちと美しいお針子の少女との交流、成長。 フランスに移住した監督=原作者ということで、多少西洋かぶれ(笑)な視点と言われればそれまでですが、 甘酸っぱい青春時代を思い起こされます。また、美しい中国の山岳地帯の風景も見逃せません。 俳優は「山の郵便配達」のリュウ・イェ、「ハリウッド★ホンコン」のジョウ・シュン、日本での知名度はイマイチですが 中国では大人気のチュン・コンです。 いろんな世代の方々に観て頂きたい、オススメの一本です! |
 |
|
 |
5. とても良い |
tomomisaekiphdさん |
書き込み日: 2004年10月06日 |
|
 |
女性とは、何と強い、そして哀しい性なのだろうか。 |
森鴎外の「舞姫」にどことなく似ているストーリー。この映画の主人公、お針子は、自分の妊娠が社会に認められないことを知ったとき、ひとりでその哀しみを受け入れる。将来有望な男を村にひきとめることも、男についていって重荷になることも選ばなかった。かといって、自分ひとりこのまま村に住みつづければ、自分だけでなくおじいさんにとっても不名誉なこととなる。だから、街の雑踏の中に身を隠すために、去っていく。教育を受けたことのない美貌の娘が街の雑踏に混じれば、どのような哀しい人生が待ち受けているかは、推察できよう。女性とは、何と強い、そして哀しい性なのだろうか。 法は、本来、人々の権利を守り、人々の幸福を追求するためにあるのだと思う。支配者がイデオロギーのもとに敷いた厳格な法は、人々を傷つける。貧富の差をなくそうというイデオロギーや試みは理解できるところだが、その意図は実現できたか。それが証拠に、この映画で革命反逆分子と呼ばれた都会文明青年たちは、村の泥に埋まらず、彼らの父親世代と同じような人生を選んだではないか。都市部と農村部とでは、今でも、貧富や教育程度の差が、残存しているではないか。貧富や教育程度の差に対する原因の研究や原因を取り除くための実質的な政策施行を欠いたイデオロギーの押し付けは、人の心も、社会構造も、変えることなどできない。 娘が男と出会う湖や別れを告げる千段階段のある村は、本当に美しい。フランス映画の影響を受けたストーリー展開は、ハイセンスでエキゾチック。これらの要素は、この映画がもたらす哀しみや怒りを和らげてくれる。 |
 |
|
|