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Dolls[ドールズ] [DVD]

Dolls[ドールズ] [DVD]

良い / 口コミ件数 : 11


価格 : 3,161 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:11 1 2 3 次ページ
1.  とても良い アンフェアさん 書き込み日: 2007年11月04日

好みが分かれそうな映画です。

私が見たいと思ったドラマや映画に、しばしば菅野美穂が出ている。今回も菅野美穂が精神的にイカレてしまった役をほとんどセリフ無しで好演している。衣装と季節感がなんとも良い。物語の後半、赤い紐が紅葉を引きずりながら雪野原へ歩いていくシーンは絶品です。「北野ワールド」全開です。



2.  とても良い 大元帥閣下さん 書き込み日: 2007年11月17日

人生のベストムービー

映画が終わってから涙が止まらなかった。涙というより、心の奥底から嗚咽がほとばしってきたと言っていい。まさに神が作った映画である。菅野美穂もよいが、西島秀俊の崇高な演技が素晴らしい。ダマスカス映画祭ではグランプリを取ったそうだし、ロンドンやモスクワではロングラン上映とのこと。この凄さがわかる人間が一番少ないのが、わが日本だったとしたら、あまりに悲しすぎる。

立川志らく師匠いわく、この映画を高く評価しないのは日本の映画評論家にセンスがないから。全くの同感である。



3.  とても良い 京太郎さん 書き込み日: 2008年06月20日

色彩への挑戦 赤…黄そして…

初期の北野作品は【ソナチネ】【キッズリターン】に代表されるように北野ブルーと呼ばれる まるでガラスのナイフのような刹那的透明感ともいうべき世界観……この映画では、それまでの刹那的透明感を漂わせたブルーではなく日本の四季彩ともいえる 赤や黄色をメインカラーというか アクセントにしながら表現していきます この作品以降北野ブルーというよりも 赤や黄色を映画のカラーに…そう 思っているのかもしれません 最新作【アキレスと亀】では芸術に一生を捧げた夫婦の物語を刹那を漂わせたな黄色や赤で表現する絵画のような映像を期待しています! 新しい領域へと導いた出発点と言える作品です。



4.  とても良い 章三さん 書き込み日: 2008年11月23日

傑作。

これは、凄い作品だと思う。
キタノ・ブルーは、無いように感じられたが・・・。
四季折々の日本の色彩、日本文化の巧みな導入が、ベストな展開で作品の深淵さを彩る。
それと、菅野美穂が、思わずハッとするほど美しかった。

北野監督らしく、セリフ少なく、淡々とストーリーは進んでゆく。
美しさと残酷さの対比が特徴だが、山口春奈(深田恭子〉のファンの死は「何で?」って感じだった。
死を描く以上、安々と人が死んでしまうシーンは、ちょっと受け付けづらかったかもしれないが、何にせよ、これは、北野作品を多く観てきた僕からすれば、是が非でもお勧めしたい一本であることは確かです。

皆さん、是非ご自分の眼で、確かめてみてください。
(ちなみに、今作が久石譲氏が音楽を担当した、今のところ最後の作品です。個人的には、また参加してほしいところです。dollsでは、かなり音楽が削除されている印象を受けましたが。〉



5.  とても良い 生涯勉強。さん 書き込み日: 2008年06月20日

ロシアでの栄誉ある受賞を祝福して…この映画を評価するロシア国民の凄さに敬服です!

北野武監督が今回ロシアにて非常に評価されている証(あかし)として、第30回モスクワ映画祭(1959年から2年おきに開催され、1999年からは毎年開催されている、由緒ある長い歴史の映画祭です。)「特別功労賞」を受賞されました。またこの機に合わせて北野監督映画を特集する事が決まっています。

受賞は勿論嬉しい事ですが、それ以上に驚いたのが北野監督の「Dolls(ドールズ)」がロシアで2年ものロングランを続けている…ロシア国民の映画に対する審美眼の凄さを感じます。

「Dolls」。この映画の主軸は「結婚する相手に振られてほとんど白痴状態になってしまった女性に対して、かつての恋人が責任を感じて1本のひもでお互いを繋ぎ、最期には心中する」という物語です。原作は近松門左衛門が人形浄瑠璃のために書いた「冥土の飛脚」であります。この物語の他、2本のストーリーが絡んで究極の恋愛を描いています。

…「老いたヤクザの親分が若い頃に弁当を作ってくれていた綺麗な女性の思い出を辿り、死の間際にその女性が未だに毎日弁当を作ってきている」という三橋達也さんと松原智恵子さんのとても情感溢れる物語、そして「トップ・アイドルに憧れた熱烈なファンがアイドルの事故による人気転落に向けてファンとしてのけじめをつけるためにアイドル同様に自身を傷つける」というファン心理を描いた物語。…いずれも素晴らしい内容であり、かつ主軸の映画を更に際立たせています。

しかしこの映画では「キタノ・ブルー」と言われる監督独特の色づかいから、実は「日本の素晴らしい四季の彩りを完全に描いた、そういう希有な映画」として観ている者にひしひしと伝わってくる、そういうこだわりの映画であります。色の素晴らしさ…「これが映画の醍醐味なんだな!」と感じさせられた映画です。ともあれ、名作ですのでこの機会に是非ご覧下さい。ロシア国民の芸術性の高さに敬服します。



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