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巨匠たちの継承にはとどまらない、広がりのある作品世界。 |
観る前の懸念は、「小洒落ただけの、退屈な映画だったらどうしよう」というものだったが、それは杞憂だった。
流れはゆったりしているのだが、どこかスリリングで、飽きる瞬間というものがなかった。
また、どの一瞬を切り取っても、きっちり絵になっている映像も、目に心地よい。
日本人、パキスタン人、アメリカ人の男女という取り合わせは、それだけでも面白いし、起きるべき不快な出来事や、語られるべき台詞等も、きちんと描かれていた。
「ヴェンダース、ジャームッシュに続く新たな才能の出現!」といった宣伝文句をどこかで目にしたが、その表現は少し安易かもしれないと思った。
比較されるのは仕方がないにしても、それらの巨匠の継承にはとどまらず、より広がりのある作品世界を感じさせる監督であるように思う。
今後の作品にも期待したい。 |
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