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戦闘シーンのない静寂の戦争映画、原田知世の珠玉の演技 |
日常生活から戦争の悲しさを描き続けた黒木監督の遺作、戦闘シーンのない戦争映画。
特攻隊に志願するために、愛するものを、生き残る可能性が高い友人に託してゆく若者。
失われる愛をその心の奥底にしまいこみつつも、残りの人生をたくましく全うしようとする娘。
血でなく、心でつながる家族たち。
昭和前半期の家庭の、ヒトとモノを大切にする素朴な生活スタイルの場面設定に原田知世が新鮮にマッチする。台本を読むたびに泣けたという原田さんの、娘時代から老婆までを通しての清廉な演技が光ります。
いのちの尊さ、かけがえのない時間を大切に生きることの大切さ、をしみじみと感じさせられる、静かなる珠玉の一作です。 |
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