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2. とても良い |
うたずきさん |
書き込み日: 2005年10月29日 |
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タチコマ。 |
編集の難しさなりにも、こんなふうに、一枚完結でみれるソフトが誕生したってことは、従来のファンの、その周辺の人々にまで、この作品の面白さが伝わる可能性が高まった事を意味するので、良い事と思います。また、実際の編集具合にもメリハリがあるので、展開の大筋はつかめるはずです。 僕はこのストーリーを色んな人に見てもらいたいと思うとき、「タチコマ」の役割を非常に感じます。緊張と交感神経の活発化に溢れるこの作品は、ファンでない人がみる際、「よくわからん」という感想でもって迎えられることが多いですよね。その一言って、ちょっとした言葉でも、かなり厚い防御壁を作っちゃう気がします。そんな時に、「タチコマ」のコミカルさがそれを和らげて、この作品を見てもらう際の、隠れたポイントになってくれるのではないかと思うんです。 まあ、「タチコマ」を前面にこの作品を紹介することはできませんが、それでも、タチコマのラストシーンに描かれているような、時代劇的お涙頂戴な展開もあるんだというのがポイントです。ここは、全体の難解さに比べて誰にでもわかりやすいシーンですよね。それがアクセントとなり、逆に作品全体を引き締める重要な繋がりを生んでいると思います。 僕はこのシーンが実は大好きなのですが、彼らのイノセンスさに単純に情をよせてしまうのは、他のメンツがクールすぎるので、変わってタチコマたちがこの作品の「情」とか「息抜き」を担ってくれて、ホッとさせられる部分があるからなんです。 そんな判り易さも実は「攻殻」にはあるんだ、というのが、この作品をはじめての人にも面白く見てもらう際のポイントだと思います。「タチコマ」に「攻殻」はポピュラリティーの力もあるんだという特徴を見た気がしました。 |
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4. とても良い |
エド殿さん |
書き込み日: 2005年10月10日 |
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難解な内容だけあって中身が濃い |
近未来を舞台に、現代社会特に政治的な矛盾やそれによって生まれる社会の歪みをうまく表現している。笑い男の目的と彼の考え方がそれを端的に表している。 また、人間がさらに進化することで起こりえるだろう矛盾もこの作品が言いたかったことではないだろうか。つまり、人間自身の電脳化によって生まれる集合体としての共時性的共通意識と、マシンの人工知能の進化によって生じる個性。個性を持っていた人間が集合体としての思考を持ち始め、集合体として並列化されていた機械が個性を持ち個体化していくという相反する方向。 この人間の共時性的共通意識からも展開していく笑い男事件の中で、AIチップ(人工知能)を搭載するタチコマが個性と感情を獲得していくという相反する内容が同時進行している。(タチコマが自爆する瞬間に、世話になったバトーの姿をセンサで確認、そのセンサ部から涙のようにオイルが流れた) そして、書籍「ライ麦畑でつかまえて」の活用は、ジョンレノン事件を意識させ、その内容をさらに哲学的なものへと駆り立てる。 相変わらず難解な内容に何度も見返すシーンも多かったが、非常に考えさせられる作品だった。 |
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