とても良い / 口コミ件数 : 2件
価格 : 3,416 円
これまでフランス宮廷の話が中心であったのがオスカルの衛兵隊への転属や、黒い騎士による事件などで、単なる侍従のようであったアンドレが一気に表舞台に立っていきます。
髪を切り急に美形度も上がり(笑)、ベルナールとの対決で視力を失うという劇的なハンデを背負うのですが、「男」らしさが急激に増すのも魅力的。
それにしても「アンドレ 青いレモン」って題名はどうにかなりませんか?恥ずかしい〜〜!!
出崎氏が演出を担当するようになったのはこの巻よりも前だが、アニメ版の評価を二分させてしまった路線 変更はこの巻からが顕著。止め画や透過光の多用以外にも、少女マンガ的な要素を排し、劇画的な 要素、リアリティをもたせようという出崎氏の意図のもと、手始めというか、まずはアンドレのキャラ設定がか なり変わってしまった。原作においてはアンドレのキャラが深く掘り下げられたのは後半になってからなので、 該当する時期の原作との相違はかなり違う。 アニメ版のほうは、貴族に飼われた平民であるという自分の立場を強く意識し(この点は実写の映画版も 同じ)、それにオスカルへの想いとが絡み合い、自分の気持ちを誰にも言えないジレンマを抱え、そのため、 より寡黙で自分の意思を抑えた存在になっている。 キャラが変わったので、当然のことながら彼とオスカルの関係も(原作ほどの一体感が失せ)違っている。端 的なのは、オスカルがアンドレを黒い騎士だと疑ってしまう点。原作ではちょっとありえない設定。また、ベル ナールを助けようと言い出すのもアンドレからだし。 ともあれ、この巻で気に入っているシーン。 ・29話で、投げつけられたナイフをつかみ、衛兵隊の兵士のベルトのバックルにナイフを突き刺すときのオスカル の表情はとてもカッコイイ。 ・(これは有名なシーン)30話で、襲撃されたジャルジェ将軍が無事と聞いて、安心して泣いて座りこんでしま うオスカルと、彼女にハンカチを差し出すアンドレ。そして彼にありがとうというオスカル。