とても良い / 口コミ件数 : 24件
価格 : 2,740 円
個人的に「荒野の七人」や「夕陽のガンマン」等が好きなので、それらのパロディーがでているだけで点数も自然と甘くなってしまうがそれを差し引いてもかなり良作だと思う。 前半は淡々と変化の無い日常シーンの繰り返しで「時間の止まった世界」を暗示している。確かに観ていて退屈に感じるかもしれないが、後半のスピード感溢れる「時間の動き出した世界」との対比を考えるとこれは必要な退屈だろうと思う。 なお、慣例ではOP曲は劇場公開時に流れているテレビシリーズと同曲になるのだが、この作品では「オラはにんきもの」が使用されているのが異色。これはプロデューサー氏に「OP曲は何を使っても良い」と言われた監督が「クレヨンしんちゃん」が一番元気のあった時代の曲として選んだという事である。
「ヤキニク」に続き水島努さんが監督・脚本を務めていますが、前作が終始ギャグに徹していたのに対し、本作はどこかしんみりとした感じがします。本品を観るまで水島監督=ギャグ作品というイメージでしたが、本作を観てギャグが得意であると同時にすばらしいストーリーテラーでもあるんだなと驚かされました。前半は少々物語の進み方がゆっくりなので人によっては退屈するかもしれませんが、後半のヒートアップはすごいです。難点を上げると少々暴力の描写がきついかなと。本作を最後に水島監督はフリーとなってしんちゃんを降り、原恵一さんも2004年でしんちゃんを離れ、長年続いてきた原・水島コンビによるクレしんが終わったわけですが、またこの2人による作品が観たいなと思わせてくれる作品です。
戦国大合戦、オトナ帝国と並ぶ名作だと思ってます。ただ不満がある点は書いている方もいらっしゃいますが、物語の前半につばきちゃんとしんちゃんの絡みをもっと増やして欲しかったです。つばきちゃんの目が潤んでいた場面はもの凄い切なかったです。純愛映画よりましな気がします。ギャグもありの映画です。見て損はないと思います。
「戦国大合戦」や「オトナ帝国」と比べるとひきつけられる魅力は若干弱いかな、と感じますが、今までのしんちゃん映画と違い「家族」ではなく「友情」がメインとなっている、かすかべ防衛隊がメインとして活躍する、その面でほかのしんちゃん映画とは違った魅力を持っています。失恋したしんちゃんを励ますボーちゃんの「帰ろ」、このせりふがなんとも言えず心に身にしみます。NO PLANのエンディングソングの裏で踊るしんちゃんの切ない感じが何ともいえないです。暴力的なシーンなどが多いのは引っかかりますが、それでもいい作品には変わりありません。
まだまだクレヨンしんちゃんなんて・・・、と思う人も多いですが、そんなことはありません。むしろ、感動できると思います。 作品としては前半の展開が少しゆっくりしているかもしれませんが、すごくひきこまれました。後半は大きく変化をしていきます。もちろん、お約束のギャグもあります。シナリオやギャグのできばえも原恵一さんの手腕でしょう。 そして、笑って盛り上がったあと、最後は静かなシーンで終わります。そのシーンが印象的で忘れられません。 ひとりでも、家族でも、恋人でも、だれでもいいので観てもらいたいですし、絶対に損はないと思います。