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長澤雅彦×REMEDIOS。 ココロに染み入る珠玉のラブストーリー |
主演の3人(内山理名・堤真一・夏川結衣)が3人とも不器用で、もどかしい。でも愛おしい。特に抑揚のある作品ではないが、とにかく心に響く秀作である。またREMEDIOSの音楽が抜群で、映画全体の格を上げている。彼女の奏でる音楽は最新作の「恋の3乗」に至るまで一貫して切ない。長澤監督にしてもいちばん十八番とする題材であり、演出と音楽がバッチリはまった好例といえよう。内山がメイキングで「映画に出て初めて演技について真剣になった」と語っているが、初主演映画が長澤組なんて、何と恵まれていることか!美術も天下の種田陽平だし。長澤雅彦は言わずと知れた岩井作品の最高峰「Love Letter」のプロデューサーである。あの大傑作のモチーフは「雪」だったが、本作は「雨」。もどかしい気持ちを表現するのには格好の舞台だった。赤い傘を父と娘が受け渡すシーンは、最初と最後の意味合いが全く違う。そして最後に舞う雪。顔の雪を感慨深く受ける内山の姿は、中山美穂を彷彿とさせた。本作を学園映画だと勘違いしている人はぜひ観てほしい。「卒業」というのは、3人それぞれの「思い出」からの卒業である。 |
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