ファンタジックな内容からか、現実に照射した文学路線の多い世界名作劇場シリーズの中では評判が芳しくない本作。 アクション:ドラマの比率は7:3くらい。この点から見ても名劇の中では腕白な異端児。 しかし純粋に娯楽性で見れば、名劇の中で一番楽しい作品だと思う。男の子ウケも、これが一番じゃないかと。なんて言ってもキャラが皆魅力的な上に、動きがとにかく元気溌剌・カッコカワイイ。 ピーターパンやティンク、ウェンディやフックなどの主要キャラは勿論だが、いわゆるサブキャラクター(ドラえもんで言うなら、出来杉とか学校の先生クラスのキャラ)の描写も、主役に負けないくらい活き活きしてるところが、観てて楽しい。 やんちゃなカーリー・男勝りだけど思慮深いタイガーリリー・甘えん坊だけど怖いもの知らずの最年少マイケル(他にもたくさんいる)。 海賊の手下にしたって、6人もいるのに、怖い顔して実はシスコンだとか、居眠り常習犯だとか、平和主義者だとか。 そしてそんな色彩豊かなキャラ達が、ただそこにバラバラにいるだけでなく、子供なりに複雑な相関関係が出来上がってるのもスゴイ。 ティンクはフツーはみんなに意地悪だけど、マイケルとだけは打ち解けてる、とか。リリーはジョンとウェンディの前では、キツイ眼をしないとか。 時には、そんなサブキャラがハナシの主人公になることもあるくらいなのだから、バラエティの豊かさにかけては、右に出るアニメはそうないと思う。 そして、アクション重視とは言っても、名劇であるため、守るべきモラルは、キチンと守ってます。 時には教訓的なメッセージを見せることもあるが、決して押し付けがましくはない。 VOL4に収録されてるエピソードは 第14話 スノルム山の悪魔とマイケルの勇気 第15話 フックを裏切れ! 海賊を辞めたチェッコ 第16話 ウェンディ怒る!! ピーターパンって大嫌い!! 第17話 ジョンが眠れない? 眠りの精を捕まえろ! |