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価格 : 2,470 円
ロマノフ王朝末期の腐敗、渦巻く政治的陰謀の数々、宗教的狂気などをてんこ盛りに描いた作品。ロシア革命当時に実際撮ったフィルムを所々に挿入し、服装やセットもなかなか凝っていて、時代感がよく伝わる。役者陣も好演している。だが内容があまりにも複雑で、登場人物も多すぎるため、観る側はかえって混乱してしまい途中で話についていけなくなる。冒頭のナレーションで時代背景の説明は少しはあるが、場面と場面のつながりが時々理解しにくく、登場人物が取った行動の動機も掴めない。特に主人公の怪僧ラスプーチンがどうやってあれだけの影響力を持つようになったのか、そして彼を突き動かす動機は何なのかは最後までよく分からなかった。或る程度の予備知識がないと分かりづらい映画だと思う。
邦題は「ロマノフ王朝の最後」となっているが、ロマノフ王朝そのものよりもどちらかというとラスプーチンのほうが重点的に描かれており、王朝の崩壊自体とニコライ2世一家の悲惨な最期は映画には出てこない。でも特典映像としてロマノフ王朝に関する古いモノクロのドキュメンタリーフィルムや、エリツィン大統領時代にニコライ2世一家のために行われた葬儀の映像が収録されている。