普通 / 口コミ件数 : 7件
価格 : 3,526 円
219分となっているのでレーザーディスクで出ていた3時間39分のデレクターズ・カット全長版での発売です。劇場公開版では歴史的時間を追う様な少し慌しい展開でしたが、この版では溥儀がメガネをかけるシーンや自転車をプレゼントされるシーンなどが追加されていて、主人公・溥儀の内面により細やかに描かれています。 多くの映画のデレクーズ・カット版が単にだらだら長くなってしまって内容的には劇場公開版よりも質的に劣ることが多い中で、この「ラスト・エンペラー」は内容的には断然、デレクターズ・カット版の方が優れています。(私自身もいつかはデレクターズ・カット版が発売されると信じて買い控えていました。) ジョン・ローン、ジョアン・チェンの絶頂期の作品であり、脇を固める名優ピーター・オトゥール、音楽は最高だったけれど演技はちょっとご愛嬌の坂本龍一に混じって、昨年亡くなられた高松英郎のまさにあの時代の軍人らしい存在感が見事です。 ベルドリッチ監督作品でもうひとつの大河映画「1900年」のDVD化が発売されると嬉しい。(こういう長時間映画がもっともDVD向きだと思うけれど)
全編(オープニングとエンドロールを除く)画面にフリッカー(ちらつき)がある。画面に落ち着きがない。松竹発売の劇場公開163分版になかった現象だ。輪郭がシャープになってざらついている気がするのでリデューサー(輪郭補整)を効かせ過ぎではと思う。219分を1枚のディスクに収めたのも一因か?上記の事の方が問題なので、画面サイズに関してはあまり気にならなかった。基本的にセンタートリミング(中央を生かして左右をカット)一部左右に振っているようだ。作品としては星5つだが、ソフトとしては3つ。
最近北米でクライテリオンより発売された4枚組のDVDと 比べるとはっきり言って見劣りしますね。 せめてマスターが撮影監督のヴィットリオ・ストラーロ監修でブルーレイだったら 買う価値もあると思われますが・・・ 自分は4枚組のを注文してしまったので買いませんけど(汗)
この日本版の発売はまだ先で,基本的にはReviewではないのですが,この作品の発売形態に疑問を感じます。 まず,クライテリオン社のサイトとブログ,または同社の4枚組setのライナーノーツには,この長尺版は製作時の出資社との契約で、TV版としての製作も考慮に入れて作られたとされています。 そして結果的には,劇場版が本当のディレクターズカットであるとはっきりと書いてあります(ちなみに問題の画角比率も,元々70mmで撮影したかったスットラーロとベルトリッチの承認済みです。クライテリオンとしては渋々対応したそうです)。 エクソシストの再公開の時もそうでしたが,日本の配給側が監督の意図を無視して勝手にディレクターズカットの名をつけるのはどうでしょう? たとえディレクターズカットでないにしても、映画自体は素晴らしいので星2つです。
映像を北米クライテリオン盤のTelevision Versionと比較したところ、どうやら 同一のマスターを使用しているようです。 ということは現時点で全長版のビデオマスターとしては最良の素材を使っているわけで メーカーさんの努力のあとが伺えます。 しかしこのマスター自体の画質がお世辞にも良いとは言えないクオリティ。 テレシネに使われたフィルムの経年劣化のせいなのか、色調は褪色して鮮やかさがなく、 光学的複製を重ねた際に出るようなグレインノイズが全編にわたって目立ちます。 また明度もコマごとに終止不安定です。 そして他のユーザーの皆様も言及されているように、撮影のヴィットリオ・ストラーロの 判断により1:2.0の画面比にトリミングされてしまっているので、以前のソフトで見えていた 画面の両端が見えなくなってしまっています。 以上のようにユーザーの視点からは大いに不満の残るマスターなのですが、現時点ではこれが 撮影監督の承認した「最も正式なマスター」であるのが何とも・・・ かつて松竹からリリースされていた劇場公開版は、もっと色調も鮮やかでクリアな映像でしたし 画面比率もオリジナルのスコープサイズでした。 この作品の特色である美しい映像を楽しみたい方には個人的には松竹盤がオススメですが 現在は廃盤のようですね。