普通 / 口コミ件数 : 89件
価格 : 3,050 円
ソフィア・コッポラが撮るマリー・アントワネット? と興味深々で見たが、如何にも 彼女らしく、レビューでは少数意見になるようだが、敢えて満点を付けたいと思った。 一言で言うと、ステレオタイプのマリー・アントワネットでないところがとても良い。 衣装や食事、部屋の装飾にゲームやオペラ・・。何をとっても妥協しない美しさである。 色合いも良いし、流れる音楽も恋愛に突っ走るところではロックというのも合っている。 歴史に素直に流される等身大のマリー・アントワネットがきちんと表現されていると思う。 例えば壁に掛けられた「白い馬の絵」は、この時代は芸術作品などではなく、最も速くて カッコイイ乗り物のポスターのようなものだったはずである。そのように考えたらたら、 この映画に登場する若者の風俗や心象は、案外ソフィアの解釈が正しいような気もする。 ベルサイユから見るとフランス革命も、あの位のノイズにしか感じられなかったのでは? この映画では、祖国に残した愛犬をおねだりするシーンはあってもギロチンのシーンが 無いのは当然だと思う。最後に香水の匂い袋がDVDのおまけというのもご愛嬌である。
いろんな意味で すばらしい映画でした。 これは、大変豪華で軽快で新しい映像の中に、いろんな要素が詰まっていて、 見たあとに、とても考えさせられました。 ただの歴史もの としてみるのもいいでしょう。 マリー・アントワネットを知る いいきっかけにもなるでしょう。 豪華な衣装、ロココな雰囲気を味わうのも どうぞどうぞ! でも、見た後のなんともいえない残像感・・・ この映画は、単に、歴史ものとして、 また、女性の好きそうなロココ少女趣味としても 十分に楽しめますが、 その華やかな色の映像には、 現代の情報化社会の裏にある恐怖や、 いじめや、 心の病、 性の軽視化などを そのままずばり盛り込まれていることに気づかされます。 また、この映画がやたら明るくきらびやかで豪華な色に見えるのも、 見る側は、マリーアントワネットの暗く悲惨な結末を知っているからこその 効果だと思います。 ラストは宮殿を去っていく姿でとどめたのも、これ以上見せる必要がないからでしょう。 最後の最後に荒れはてた宮殿(しかも内容の中心軸だったベッドルーム)をワンカット。 そのワンカットが目に焼きついてしまいます。 ・・・軽いテンポ、静かなカメラワークで、ずしりと心に残りました。 いろんな見方ができて、いろんな面白さがある映画です。 とても印象深く とにかくおススメです。
とにかく衣装が綺麗で、お菓子がおいしそうで! 美しいです。 わたしはうっとりする余り、映画館で6回見てしまいました。 原作も原書、翻訳で読んで臨みました。 原作より内容は薄いですが、 ヴェルサイユの美しさ、 マリーの可愛らしさが目に見えるので とても目のご馳走になります。 靴!お菓子!シャンパン!のシーンは一見の価値ありますよ。 少女の孤独と、成長するまでの過程が描かれていました。
悲劇の王妃、マリー・アントワネットを描いた作品としては賛否両論いろいろありますが ガアリイ・ワールドが好きな方にはおすすめです。 ドレス・宝石・お菓子・荘厳なヴェルサイユ宮殿・色とりどりの花々…映像がとにかく美しくて、一瞬たりとも目が離せない!という感じです。 映像が美しく綺麗なので、反対に マリーの孤独感や淋しさが浮かび上がってきて せつなくなります。 まだ子供の年齢なのに政略結婚させられて、たださえ異国の地で孤独なのに 世継ぎを…という重圧の中での苦しみ・辛さ。 それらを紛らわす為の浪費や夜遊び。 それでも虚しさは埋められないなんて、今の時代の孤独な女の子の悩みと変わらない。 女の子は伝記モノにあまり興味がないけれど、マリー・アントワネットの 伝記を読んだり生涯について知っていたり(ベルばらの影響もあると思うけれど) こうして映画を観たりする女の子が多いのは 時代も国も超えて、マリーに共感する部分があるからじゃないのかと思います。 王妃という身分はマリーにとって重すぎたのでしょうね。 彼女はきっと私たちと同じように、ただ普通の幸せが欲しかっただけなのかも…。 そんなことを考えつつも、夢見心地の気持ちにさせられる作品です。
みーなも始めは ミスキャストだと思いました。 マリーアントワネットってイメージだともっと洗練された美女で 本当にただのお嬢様で お人形さんみたいなイメージだったから。 それに比べると キルスティンはみーなの中では かわいくって強い女の子のイメージだったから ちょっと違うんじゃないかと。 でも 実際に見てみたら、ソフィアはマリーアントワネットを本当に普通の女の子として 描いていて、妙に納得 そして今までのイメージのマリーより親近感がわきました。 出てくるシーン全てがきれいで ずっと見ていたくなるような世界でした。