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良い / 口コミ件数 : 24


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クチコミReview一覧
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1.  とても良い 23mmさん 書き込み日: 2005年12月12日

10年かけてわかったこと

前から気にはなっていたのだけれど、ごく最近になって、ようやく見れた作品。
先に見た人のいろんな意見も聞いた。様々なレビューも読んだ。監督自身の著作も読んだ。その他にも色々な情報を事前に仕入れていて、見る前からどんな内容なのかほとんど知っていた。
にもかかわらず、とんでもなく衝撃的だった。
やはり、映像の力は凄い。

監督とプロデューサーが撮影しているのだが、どちらもカメラマンとしては素人に毛が生えた程度。純粋な映像の「質」としては、決して高くない。
ところが結果的に、この不安定なカメラワークが、監督自身の立ち位置の「不安定さ」を見事に描き出すことに成功している。
オウムにも付けない、オウムを非難する世間にも付けない、そんな監督の葛藤がそのまま映像として伝わってくる。

あの事件から10年以上が経ち、この作品が撮影された時期からも随分時間が経つ。その間この国は考えること・葛藤することをやめてしまったのだろうか。
ぼくは、そうは思いたくない。
10年かけても「わからない」ことだらけだ。でも、その「わからない」ことに蓋をしたまま進んでいくことが怖い。
見ていない人には見てほしいと思う。そして葛藤してほしい。



2.  とても良い パオさん 書き込み日: 2006年04月07日

皆さん買いましょう

 この映画を見る前に書籍を読んでいたので、書籍の内容を映像で確認するという形だった。それでも公安警察の不当逮捕のシーンは衝撃的だった。
 月並みな言い方だが、この作品(書籍も含む)はもっと多くの人が観るべきものだと思う。「オウムの映画なんて観たくない」なんてレベルでは何も変わらない。批判するなら観てから言えよ!この作品の真の被写体はオウムではなく、むしろそれを取り巻くこの社会である。みんな思考停止している。それをまず自覚するところから始めなくてはいけない。この作品はそれを私に自覚させてくれた。
 今この作品を観るには、このネットショッピングで購入するか、特別上映会に行くしか方法が無い(と思う)。レンタル屋で借りたり、テレビで観られる世の中にしましょうよ!!



3.  とても良い ノン。さん 書き込み日: 2005年06月05日

奇跡のドキュメント!

これは驚いた。あの時代にこんなフィルムを撮ったのは快挙でしょう。1、2を一気に観させる内容です。
最近林郁夫の本を読んでから観たのですが、当時はマスコミの情報をいくら見ても、この集団は一体何なんだ?という得体の知れない不気味さだけを感じたものです。これはテレビでは絶対にやらない内容ですね。結局残された信者もまた麻原の被害者であったんだなと思います。オウムという≪宗教的≫家族であったが故、全員同じ目で見られてしまった訳ですが、恐らく殺人や破壊行為以外のところでの麻原の基本的な教義にそれほどおかしな部分はなかったのでしょう、誤解を恐れずに言えば。
もし身内に犯罪者が出てしまった場合に≪家族≫が受けるであろうマスコミの暴力的な取材攻勢、警察の卑劣さ、世間大衆の圧力として想像すると、とても世の中が怖くなる映画です。マスコミのジャーナリズムなんて、それっぽいようにやっていますが全部を信用しちゃいけないなあとあらためて考えさせる映画でした。兎に角ドキュメンタリーファンにお奨めしたい、歴史に残る傑作です。



4.  とても良い 群一郎さん 書き込み日: 2007年05月12日

語りたくなる映画

これは、地味な内容のドキュメンタリー映画です。
しかし、観た後に必ず語りたくなる映画です。
今の日本を方向付けたともいえるオウム真理教の事件後に、内側に入り、しかも凡庸な男を主人公に選んだ森達也の視点が素晴らしい。
絶対の悪であるオウムに、こんな普通の男がいる。
そんな当たり前のことを気付かせてくれる。
この映画に興味があるのなら、観た方がいい。
しかし、あなたが結果だけを求めるなら、あなたには必要がない映画かもしれない。
この映画は、あなたが考えるための教材に過ぎないのだから。



5.  とても良い followさん 書き込み日: 2003年10月01日

観ずに通過するのはあまりにも勿体ない…

各方面で話題になった作品なので、耳にしたことのある人は多いだろう。そして同時に“オウム”を扱った作品ということで、腰が引け、あるいは嫌悪感を抱き、観ないままでいる人も多いことと思う……しかし、それは“映画ファンとして”あまりに勿体ない。

何より「A」は、1本のエンターテインメント作品として、非常に優れている。公安の“倒れ公方”が実際に見られることに衝撃を受け、苦笑するのも、もちろんよいが、それより何より荒木広報副部長のあまりにも切ない青春物語として胸に染み入るのだ。僕が言ってることが嘘だと思うのなら、ぜひ映画を観て、自分の目で確かめてみて欲しい。人間関係に悩んだことのある人なら……つまり真摯に生きてる全ての人にとって、涙してしまう物語なのだ。

僕ら!と彼等の間には、あまりにも深い川がある。ただ、その事実をまず受け入れることからしかお互いを理解することはできないのではないだろうか? 必見の1本である。



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