DVD A [DVD]の口コミを検索

トップDVDGeneral AASA [DVD]
を 商品名

A [DVD]

A [DVD]

良い / 口コミ件数 : 28


価格 : 3,961 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:28 1 2 3 4 5 6 次ページ
1.  とても良い 23mmさん 書き込み日: 2005年12月12日

10年かけてわかったこと

前から気にはなっていたのだけれど、ごく最近になって、ようやく見れた作品。
先に見た人のいろんな意見も聞いた。様々なレビューも読んだ。監督自身の著作も読んだ。その他にも色々な情報を事前に仕入れていて、見る前からどんな内容なのかほとんど知っていた。
にもかかわらず、とんでもなく衝撃的だった。
やはり、映像の力は凄い。

監督とプロデューサーが撮影しているのだが、どちらもカメラマンとしては素人に毛が生えた程度。純粋な映像の「質」としては、決して高くない。
ところが結果的に、この不安定なカメラワークが、監督自身の立ち位置の「不安定さ」を見事に描き出すことに成功している。
オウムにも付けない、オウムを非難する世間にも付けない、そんな監督の葛藤がそのまま映像として伝わってくる。

あの事件から10年以上が経ち、この作品が撮影された時期からも随分時間が経つ。その間この国は考えること・葛藤することをやめてしまったのだろうか。
ぼくは、そうは思いたくない。
10年かけても「わからない」ことだらけだ。でも、その「わからない」ことに蓋をしたまま進んでいくことが怖い。
見ていない人には見てほしいと思う。そして葛藤してほしい。



2.  とても良い えびすさん 書き込み日: 2008年06月28日

荒木浩のビルドウングスロマンでした

監督は「オウムを通じて日本社会のメンタリティを描く」と仰っています。本のほうを先に読んだせいかYouTubeで「転び公妨」を見てしまったせいか、メディアや警察といったあたりの場面よりも、荒木青年のメンタリティのほうがずいぶん描かれていたんだなあと意外な感。

京大文学部卒の荒木は見るからに優等生。勉強はできるけど幼稚園のお遊戯以来女の子の手も握ったことがない青年です(当時28歳くらいか)。よく言われるほど「普通の」青年ではありません。
彼は現世に失望し、「より高い世界」へ進もうとオウム真理教に入信、出家しました。別の信者の言葉に、「大学へ入学して、こんな奴らが日本の社会を動かしていくんだと思うと絶望した」というようなことを言っていますが、荒木の考えも共通したところがあるのでしょう。(どんなことに絶望したのかもっと聞きたい気がします)

教団が殺人事件を起こしたことを荒木は徐々に認めながらも、尊師の教えは別問題と考えることで心の平衡を保っています。しかし現世を捨てたはずの彼は、久々に会った祖母との別れの場面で、現世との絆を強く意識してしまいます。
「より高い世界」というものがあるとして、そこに進む、悟りを開くには「どうしようもない現世」と断絶して修行によってしか達成できないのか、現世とまみれながら志を強くして生きていくことでは駄目なのだろうか…。
出家して真理に目覚めたとしても、それでは他者を幸福にすることはできまいに。



3.  とても良い followさん 書き込み日: 2003年10月01日

観ずに通過するのはあまりにも勿体ない…

各方面で話題になった作品なので、耳にしたことのある人は多いだろう。そして同時に“オウム”を扱った作品ということで、腰が引け、あるいは嫌悪感を抱き、観ないままでいる人も多いことと思う……しかし、それは“映画ファンとして”あまりに勿体ない。

何より「A」は、1本のエンターテインメント作品として、非常に優れている。公安の“倒れ公方”が実際に見られることに衝撃を受け、苦笑するのも、もちろんよいが、それより何より荒木広報副部長のあまりにも切ない青春物語として胸に染み入るのだ。僕が言ってることが嘘だと思うのなら、ぜひ映画を観て、自分の目で確かめてみて欲しい。人間関係に悩んだことのある人なら……つまり真摯に生きてる全ての人にとって、涙してしまう物語なのだ。

僕ら!と彼等の間には、あまりにも深い川がある。ただ、その事実をまず受け入れることからしかお互いを理解することはできないのではないだろうか? 必見の1本である。



4.  とても良い drivenさん 書き込み日: 2009年01月24日

結局、自分が見たいものを見ていたのかもしれない。

実際、この映画の存在は知っていましたが、(それこそ文字通りの)「カルトムービー」かと思い、これまで観たことなく、森さんの著書「死刑」を読み、同書を書いた大元の動機が「A」「A2」を撮ったことにあることを知り、初めて買ってみようと思った次第。。もう2回観ました。

ディジタル思考・正邪単純二元論への痛烈なアンチテーゼ。映像も本も森さんの本は常に観る者・読む者に自分のアタマで考えることを要求します。TVや新聞で見たり読んだりしたことでなく自分のアタマで考えること。

オウム事件を機に一躍有名になったあの女性評論家は、本作品を観ることなく「一刀両断」したそうですが、誤解を恐れずに言えば、本作品を観てもオウムに対してあの当時抱いた得体のしれない恐怖・嫌悪は(もちろん時間を経過した分いくぶん希薄にはなっているけれど)変わりませんでした。当然でしょう。いかなる理由をもってしても許されるべき理由はありません。しかし・・・なぜ彼らはあのような犯罪を犯したのか?今もって(あの宗教を理解しない)普通の人が聞いてわかる説明はありません。

森さんは自著の中で「真実を伝えようなどという高邁な理想はなかった」と述べていますが、大衝撃・スクープの連続とも思える映像を恬淡としたカメラワークで追っていくこの作品のスタイルに埋没するうち、観ている方が「本当のところはどうだったのだろう」と自問せずにはいられなくなる、そんな作品。おしつけがましいナレーションも映像に焼印されるキャプションも一切なし。そう、「ボウリング・フォー・コロンバイン」とは確かに違う。「結論」は観ている個々人が出さなくてはいけないのです。



5.  とても良い ノン。さん 書き込み日: 2005年06月05日

奇跡のドキュメント!

これは驚いた。あの時代にこんなフィルムを撮ったのは快挙でしょう。1、2を一気に観させる内容です。
最近林郁夫の本を読んでから観たのですが、当時はマスコミの情報をいくら見ても、この集団は一体何なんだ?という得体の知れない不気味さだけを感じたものです。これはテレビでは絶対にやらない内容ですね。結局残された信者もまた麻原の被害者であったんだなと思います。オウムという≪宗教的≫家族であったが故、全員同じ目で見られてしまった訳ですが、恐らく殺人や破壊行為以外のところでの麻原の基本的な教義にそれほどおかしな部分はなかったのでしょう、誤解を恐れずに言えば。
もし身内に犯罪者が出てしまった場合に≪家族≫が受けるであろうマスコミの暴力的な取材攻勢、警察の卑劣さ、世間大衆の圧力として想像すると、とても世の中が怖くなる映画です。マスコミのジャーナリズムなんて、それっぽいようにやっていますが全部を信用しちゃいけないなあとあらためて考えさせる映画でした。兎に角ドキュメンタリーファンにお奨めしたい、歴史に残る傑作です。



1 2 3 4 5 6 次ページ

外国映画
日本映画
アニメ
ミュージック
テレビドラマ
ドキュメンタリー
お笑い・バラエティ
ステージ
ホビー・実用
スポーツ・フィットネス
キッズ・ファミリー
アイドル