普通 / 口コミ件数 : 29件
価格 : 1,539 円
映画として丁寧に作られている。演出もテーマもしっかりしているし、役者も良い。 特に藤井隆は、意外にといっては悪いが、とても上手い。 ただ、戦争シーンとのバランスが少し悪かったように思う。何度も行ったり来たりする編集にあまり必然性はないかも。いや、勿論クライマックスを重ねたいのは分かりますが、もう少しシンプルかつコンパクトにできたように思います。 ちなみに内容は前作とは別物と考えた方が良いでしょうね。前作の方が娯楽としてはまとまっていたようには思いますが、近年まともな映画が少ない日本映画界で奮闘しているなと感心しました。前作と比べると星4.5個。
一作目と全く異なる。 なるほどと頷かせる。 京都の家族は、息子の治療を求めて東京に移り住んだ。 息子のために、父、祖母、伯母が 必死に動く。 日本国の法律では 許せぬことを 父は行う。伯母は華麗なる大スターの道に突き進む。 しかし、大家族。 多くの「在日」の 応援、同時に朝鮮人差別。今回の 殴り合いその他は 前作とは異なり 納得する。 重厚なる映画となった。
中村ゆりのキョンジャは沢尻エリカのキョンジャに負けないくらい良かった。個人的には前作も中村ゆりがキョンジャだったらよかったのに(笑)と思ったくらい。日本人として負い目を感じて観た訳ではないから面白かったのかも。 しかし多かれ少なかれ、ちょっと前の日本の対朝韓感情ってこんな感じだったよな。だから個人的に手のひらを返したような韓流ブームが信じられない。韓流ブームに乗っている人達の大半は当時朝鮮人、韓国人にそういう感情を持っていた世代ではなかったか? 子供の頃、身近に朝鮮があった。家の近くには朝鮮人部落(当時はコリアンタウンとは言わなかった)があったし、朝鮮初級学校もあったからそう思う(十何年か前に出張で初めて韓国に行った時、懐かしい感じがした)。劇中にもあったが「あの歌手、朝鮮人やで」という会話は実際にあった。小学生の頃、差別について『道徳』の授業もあったし、学校もクラスの1/4は朝鮮人(故郷が南のヤツもいたのだろうが、子供の頃は韓国も北朝鮮も関係なかった)だった。ビビンバは友達の弁当で初めて知った。今でも付き合いのあるヤツはたくさんいる。そのせいか子供の頃から「パチキ」「タンベ」「シクサ」とかの朝鮮語は日本人の僕らも普通に使っていた。(失敗した時とか「アイゴー!」とか言ってた)しかし当時はハッキリとは言わなかったが、そんな状況に対して両親はイイ顔はしなかった。子供の間には関係なかったが、「親の表情」それが世間だったのかも知れない。 この映画に意見が色々あるようですが、少なくともテレビ局がバックについた昨今の日本映画より何倍も面白かった。ただし監督やプロデューサーの狙いは僕には関係なかった。そういう事で簡単に影響されるほど「単純」じゃないもんで(笑)
一回観た感想ですが、自分は良い映画だと思います。 自分はこの作品(監督)が伝えようとしている事は人間の 当たり前の事ではないかと見終わった後に思いました。 民族問題とか関係ないと思いました。 在日の主人公と、日本人の青年との友情。 息子の難病を治したいと願い、危険な事でも何でもする父。 甥の為に芸能界の世界へ入ってゆく叔母など・・・。 これから観てみようかなと思っている方はこの映画のテーマとされている 部分を、あえて忘れて見てみる事をお勧めします! (自分もこの問題やテーマについて殆ど知識がなく観ました) 他の方もおっしゃる様に、好き嫌いはハッキリ別れるとは思いますが・・・。 それでも自分は単純に良い作品だと思いました。
沢尻エリカとラブストーリーに重点が置かれていた前作より、レベルが高くなっています。 日本人が見ても興味深い、もう一つの戦後史。 舞台を1974年に設定し、時代背景をしっかり描きこんだ群像劇です。 でも、この映画の本当の主役は亡き父でしょう。 そして男の子を生んで短い人生を終えた奥さんと、孫を心配するアンソンの母親の存在感が素晴しい。 祖国を離れた移民の、三世代にわたる物語です。 こういう移民の叙事詩が、今までなかった方が不思議なぐらいです。 これを反日なんて言っているのは、心の狭い人。 日本人であっても、高度成長の恩恵を受けられなかった若者も大勢いました。 国鉄職員の佐藤はその象徴。 この映画は優れて70年代の物語です。 70年代の日本は、本当にああいう社会でしたから。 80年代篇、90年代篇の制作を期待しています。 それと太平洋戦争の時、南の島ヤップ島で行なわれていた皇民化教育の様子がすごい。 鳥居をつくり、半裸の子どもたちを集めて「天皇陛下のために」と日本語で教えているんですよ。 この様子は必見です。