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パッチギ ! プレミアム・エディション [DVD]

パッチギ ! プレミアム・エディション [DVD]

とても良い / 口コミ件数 : 54


価格 : 3,969 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い まさひろさん 書き込み日: 2006年08月23日

今の自由さを教えてくれた

私は30代ですが、戦後の日本が残した足跡を知ることで、どうしても超えれない壁が過去にあったことをこの映画で改めて教えてくれました。いつかこの国は在日朝鮮人との壁が消える時代が来ると思います。それはその壁を乗り越えていった人たちがいたからです。最後の乱闘シーンで引き分けで終わったのは、その時代を表していると思います。現在のように人を恨む時代ではなく強いか弱いかという単純な喧嘩だからこそ引き分けで終われたと思います。井筒映画なのでバイオレンスなシーンが多いですが、それは魅せる場面であって本当にこの映画が伝えたかったのはもっと人の心の部分だと思います。私はこの映画をたくさんの人に紹介しましたが、その誰もが涙を流した映画でした。



2.  とても良い アカギーさん 書き込み日: 2007年06月08日

何度も見ないとわからない、繊細な表現

先日、朝鮮学校の女生徒がチマチョゴリではなく、セーラ服を着ているのを見かけて驚きました。数年前、各地でその制服が切り裂かれたニュースが頭をよぎります。
前の方が、この映画を政治的な論争に巻き込みたくないと書かれていますが、私も全く同感で、映画はただただ人間の物語として見つめるべきだと思います。同じように、今、ごく普通にマジメに暮らしているだけの女子中学生や女子高生たちには、政治の事など何の責任もない話です。そこにいるのは、ただただ一人の少年少女たちです。
この映画は60年代の設定ですが、この物語は、今現在も、また今に至るまで・・・私達の身近にたくさん実在したであろう、無名の若者たちの心の物語だと、私は思います。

このDVDを買った方には、是非一度、女の子の主人公キョンジャのシーンだけをつなげて見て頂きたいです。短いカットに、実に言葉少なく、繊細に17歳の少女の心の動きが表現されています。そして想像して頂きたいのです、ラストにつながる自転車で橋を渡るシーン、この17歳の女の子にとって、その橋を渡る事がどれほど勇気を必要とする行動であったかを・・・



3.  とても良い オフィス・ジェイムスさん 書き込み日: 2005年03月24日

1968年の京都を再現。役者も粒ぞろい。言うこと無し。

ふと気が付くともう最後のシーンだった。
近畿放送と思われる(この頃はこう呼ばれていた)のラジオスタジオで、主人公が
「イムジン河」を歌っている。
発禁になったこの歌を「絶対放送させない」と会社側プロデューサーは主張するが、
それに対するディレクター役の大友康平の演技がなかなか泣かせる。
彼は言う、「この世界にはなあ、歌っちゃいけない歌なんかねえんだよ!」と。

この映画は1968年の京都が舞台だが、いわゆる観光的な撮り方は一切していない。
しかし、よく見ているとどこだか分かるという感じで、京大西部講堂や嵐山、新京極、出町
などが次々に登場して、知っている人間にとっては、ここもか、あそこもか、という感じで
楽しめる。
当時の京都の町の雰囲気を、小道具も含めてここまで再現しているのには感心させられた。

松山と吉田がギターを買いに行くのは、今もある荒神口の「Y楽器店」と思われるが、
ここで、オダギリ・ジョー扮する坂崎(どこかで聞いた名前だ)との「イムジン河」を
巡るやりとりが楽しい。フォークルの「ハレンチ」も登場する。
ちなみに、この楽器店の向かい側には、あの「二十歳の原点」に出てくるジャズ喫茶
「しあんくれーる」があった。

役者はすべてが平均以上に良く、特に朝鮮高校の3人組は出色の出来だった。
妹のリ・キョンジャ役の沢尻エリカはハッとするほど可憐で、看護婦役の真木よう子には
妙な貫禄があり、ATG映画からそっと抜け出してきたような壊かしさを感じた。
監督の演出をまったく感じさせない役者達の熱演が見事であり、そして凄い。
葬儀のシーンはこの映画の白眉である。
「こういう事を忘れたらアカン」という気にさせられる名シーンが静かに展開する。

とにもかくにも熱気に溢れた楽しい映画だった。
60年から70年代にかけて京都で過した人なら、感涙ものの映画だ。



4.  とても良い 風のひろぽんさん 書き込み日: 2006年06月17日

見えない壁をぶち壊すエネルギッシュな若者達の物語!!!

 僕は街の映画が好きで、今回《ALWAYS 三丁目の夕日》と《春の雪》も同時に買いました。《春の雪》は大正浪漫の美しい映像世界が素敵で、《ALWAYS 三丁目の夕日》は懐かしいと言うより生まれる前の世界なのである意味ファンタジー映画を観ているよう。人情物語という意味ではスタンダードなよく出来た作品でした。さて、本作はというと、予想を裏切って一番感動した作品でした。同じ町に住む異邦人、差別やお互いの反発、恨みなどの感情があるが、そんな壁を若者達が乗り越え、愛や友情を育んでいく姿に思わず涙腺が緩みました。終戦から六十年たっても、韓国と友好関係を結んでも、また、竹島問題などで反日デモが起こったが、先日線路に落ちた日本人を命懸けで助けた韓国人学生がいる。憎しみからは何も生まない。彼等のようにうわべではなく本当の、人と人との心のつながりを持てたらなぁと思う。問題を勝手に解決していないのもこの作品のいいところだ。でもちゃんとハッピーエンド♪



5.  とても良い 一色町民さん 書き込み日: 2005年02月07日

傑作だと思います

政治的ではありませんが、社会派の性格を持った映画になっています。当時を知らない若い世代への配慮か、分かり易く時代背景を説明していたのも好感。とは言うものの、基本的にはストレートな青春映画には違いありませんし、時折入るギャグも生きている。高校生を演じた若手俳優たち(塩谷瞬をはじめ高岡蒼佑、波岡一喜、沢尻エリカ、楊原京子、真木よう子ら)の演技もよかった。今後、彼らのうちからブレイクする役者が出るのではと期待します。
 
朝鮮統一を夢見た「イムジン河」という歌を日本の若者が歌うことで、在日と日本人の溝を埋める(?)という発想、京都に流れる「鴨川」を日本人と在日の分断の象徴としたのも生きている。ラジオ番組の勝ち抜き歌合戦で主人公が発禁の歌「イムジン河」を歌うシーンに、出産が、葬式が、乱闘がという怒涛のクライマックス。この「イムジン河」を始め「悲しくてやりきれない」「あの素晴らしい愛をもう一度」とかの曲も効果的で素晴らしい。



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