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ペキンパー映画としては、、、だが、70年代アメリカ映画としてはそれなりに面白い。 |
傑作揃いのサム・ペキンパー映画の中で、「キラー・エリート」と共に評価が今ひとつの今作。元々C.W.マッコールによる全米大ヒットソングをオリジナルにした(と言うか、歌詞そのままに〜笑)コメディ色が強かった脚本を手に、ペキンパー自身、撮影中、何をどう撮れば良いのか暗中模索だったとしか思えない従来のハードなタッチとは似ても似つかぬ緩くて散漫な展開。大型トレーラーが転倒する様をスローモーションで何度も描写したり、コミカルでド派手なカースタントを撮ったり、全く、らしくない政治的テーマを盛り込んだり、と、公開当時その試行錯誤ぶりに痛ましさを感じたペキンパー・ファンは多かったと思う。最後は例の如く、製作側のEMIに最終編集権を奪われてしまったが、他のペキンパー映画とは違って、今作は、仮にディレクター・カット版が存在していても、あまり観たいとは思わないなぁ。それでも、ペキンパー映画との括りを外して観るならば、それなりに面白くは出来ている。確か、村上春樹もこの映画のファンだしね。それと、アーネスト・ボーグナインだけは、文句なしに素晴らしい。今更ながら、ペキンパーとロバート・アルドリッチという硬派男性アクションの御大の傑作に数多く出演していたシビれる役者魂に喝采を送りたい。こんな大型バイプレーヤー、今のアメリカ映画界にはいない。
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