米国CBSTVで放送されたエルヴィスプレスリーの18歳頃から33歳頃までの自伝ドラマです。エルヴィスを演じたジョナサン・リースーマイヤーズさんが結構、エルヴィスに似ていることと、熱のこもった演技が光る作品で、脚本も高校生時代は気弱で、冴えない青年で、将来に不安を感じ、音楽で身を立てようと、何とかチャンスを手に入れたい一心で、サン・レコードスタジオに幾度と無く足を運ぶ姿が、純粋な好青年として描き出されていました。何といっても、サンレコードの受付の女性マリオンさんがいないとチャンスにめぐり合わなかった、メモ“バラードが上手な青年”など、貴重なエピソードは、バッチリ押さえています。
ハートブレイクホテルでヒットメーカーとなり、世間の反発、同世代の支持、そして徴兵、ビートルズ、ストーンズなど新しい音楽の台頭と自身の音楽的行き詰まりなど、不遇の60年代、68年のカンバックTVスペシャルの成功という人生が描かれています。
私事ですが、もう30年も前に「エルビス」(ジェリーホプキンス著)を読んだとき、タイムマシーンがあれば、1954年7月5日のサンスタジオを訪れて、That's all right mama.のセッションに立ち会いたいと思ったことが、叶えられたような気分にさせてくれるDVDでした。
That's all right mamaは、19歳のエルヴィスの叫びだったのですね。