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信じられないJ・フォックスの名演。今年見た映画では最高の感動作。 |
期待して見に行ったが、それ以上に感動した。2時間半と長い映画だが、あっという間に終わったというのが実感。今は亡きレイ・チャールズの幼年期と彼が独自の音楽をつくりあげ、メジャーになるまでの半生を描いているが、まず、なんといってもジェイミー・フォックスの演技が素晴らしい。彼自身3歳の頃からピアノを弾いていたらしい。よく見ると、顔がそっくりというほどではないが、映画で見ると若きレイ・チャールズと錯覚しそうになる。それはピアノ演奏や歌うときの所作がほんとうにそっくりだからだろう。事実、ジェイミー・フォックス自身が、「まず、形、所作の習得に長い時間を掛けた」と語っている。こういうところは向こうの俳優は凄いと思う。音楽好き、さらにレイ・チャールズが好きな人には最高の映画といえる、私などの世代が知っているレイ・チャールズは「What I say」あたりからだが、映画では17歳でスタートし、徐々に彼の独創的な音楽、演奏スタイルを確立していく過程が興味深かった。アカデミー主演男優賞受賞も頷ける。若いころは麻薬に溺れ、女遊びも相当なものだったらしいが、幼年期、なかば自分の責任で弟を溺死させたトラウマもあったのだろう。7歳で失明したのだが、時代は1930年代、人種差別の激しい南部ジョージアの貧しい家庭で生まれたのだが、母親が素晴らしかった。盲目として扱わず、自立して生きていけるよう厳しくしつけられる。母親役の女優がなかなか良かった。死んだ年に映画が完成し、最初のデュエット・アルバムがグラミー賞8部門を受賞するとはなんという偶然なんだろう。映画と合わせて、このアルバムもお奨めします。 |
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