とても良い / 口コミ件数 : 16件
カルトホラーとして昔から(一部で)知られていたので、廃版となったビデオを探していたが、見つからず、20年近くたってしまっていた…。 (…で、忘れていた) でも、いつも間にやら廉価版が出ていたとは…。 (安いので)早速購入し、見る。 → こりゃぁ たのしー。 ショックシーンやスプラッタな怖さは、なし。 その意味で(フツーの)ホラーではなかった。 主人公にとっては理解できない閉鎖社会の中で、孤立していく不思議な怖さと寒さ(そのプロットに「神々の深き欲望」を思い出した)。 それに、組み合わされる、軽やかでのどかな音楽(これが癖になる良さ。特に、メイポールの歌いいな〜。)。 知らない文化や土地に投げ込まれたときの、緩ーい怖さを、のんびり味わう、(考えてみれば)恐ろしく深ーーい映画でした。 よかったっす。 結構、繰り返して見てます。
自分の感性を信用できず、宣伝まかせでしか映画を選べない連中には、この映画の素晴らしさは理解できないだろう。 既存の価値観を覆す、斬新なストーリー展開、それがカルト映画の魅力だ。 そんな映画を発掘していく喜びを知ってしまうと、なかなか普通のエンターテイメント映画に戻ることはできなくなってしまう。 新宿や渋谷の大型レンタルショップでは、この手のカルト映画はいつもレンタル中である。 メーカーは、これからもこうしたファンに答えるべきだ! 私は、以前スティングレイから発売されたDVDを所持しているが、特典映像は、メーカーの努力は買うが、それほどたいしたものではない。 今回発売されるDVDで充分である。 魅力ある映画とは何か、それさえ分かればいいのだ。 「カルト映画」=「入手困難な映像」「なかなか観ることができない映像」でないことを強く言いたい。 スティングレイから発売されたDVDを、オークションで4万円の値をつけているのを見かけたりするが、出品者の人間性を疑いたくなる。
以前のスティングレイ発売版は廃盤のプレミア価格でしたが、88分短縮版でもこの価格なら十分でしょう。有名なカルト作で内容が内容だけに万人受けするものではありませんが、興味あるなら是非一見の価値ありです。
古代ケルト民族の風習・イコンが綺羅星の如くちりばめられた驚愕のイメージの奔流。多用される仰角アングル。味のある少しざらついたフィルムの質感。ノスタルジックで不思議と心に響いてくるフォークソング(名曲揃い!)。凄い作品です。凡百の言葉を綴っても実際のフィルムの圧倒的迫力を表現し得ません。これぞカルト映画の金字塔にして大傑作、英国映画史上のマスターピースです。 初めて見た時からもう虜でした。パブの看板娘がセイレーンの様に蠱惑的な歌を唄いながら全裸の体を振り乱し警部を誘惑。キリスト教的禁欲の戒めと葛藤して懊悩する警部。壁越しに触れ合う悶々とした夜。夜が明けて「部屋に来てくれなかったのね、呼んだのに」この時点で私も警部の如く完全にノックアウトでした。そしてすぐにマザーグース的な不思議な歌とともに紅白リボンを子ども達が腰に結わえ付けて踊り編み上げて行き、ストーンサークルで陰部も露わに少女達が輪になり火を飛び越え唄い踊り懐妊の願いを込める。動物のペルソナも強烈な印象を残します。そもそも壁に掛けられた剥製動物の首とか薬屋の店頭に並ぶ気味悪い具材(仔牛の胎児の漬け物とか)を散々見せられているのですからザワザワするのは当然。こういう気の利いた所はハマー映画の伝統なのかも知れませんね。この様に全編通して「死と生け贄」「性交と新生」のイコノロジーがぎっしりとちりばめられおり、日本初公開からまだ10年少ししか経っていないというのに絶対的なファンが存在するというのもうなずけます。 衝撃のラストでは「太陽神などいない!」という苦し紛れの答弁をあざ笑うかのように村人の雄々しい民謡の合唱が轟き、ウイッカーマンが焼け崩れた影から夕陽が限りなく紅く差し込みます。太陽神はそこにいたのです! これぞ完璧な幕引き、そして限りなく恐ろしい閉幕でした。こんな傑作を見ない手はありません。廉価版も出ています。是非一見を。
先に発売され特別完全版(スティングレイ版)と異なり、カットされたシーンの存在するバージョンだが、それでも廉価版で手に入るのはうれしいこと。 カットされたシーンは特典映像のドキュメンタリーで確認できるが、けっこう重要なシーンが多い。が、それでも十分楽しめるものになっているので、ただのスリラーになってしまったニコラス・ケイジ版とはまったく異なる傑作なので、眉間の方はぜひ。 次は完全版を出してほしいなぁ…… あ、字幕は少し誤字・脱字等ありますが、まぁ、ご愛嬌ってところで。