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グッド・シェパード [DVD]

グッド・シェパード [DVD]

良い / 口コミ件数 : 18


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1.  とても良い shinyaosawaさん 書き込み日: 2008年01月22日

説得力のある高尚な作品。傑作です!

 ハリウッドの作品としては地味だが、重厚かつスリリングな展開で160分以上ある上映時間もまったく苦にならなかった。
 トレンチコートに帽子を目深にかぶり、平凡な一般人を装うマット・デイモンの後ろ姿が全てを物語っている。終盤に近づくにつれ猫背になる主人公が、振り返るべき幸せな過去を持たないことにいっそうの悲しみを感じる。彼の悲劇は、第2次世界大戦から冷戦に生きた裏社会の愛国者たちに多く共通している。また、仕事に命をかけ家庭をかえりみない夫の家族に対する不実という点では、ごく身近なテーマとも言える。
 J.エルロイの暗黒小説に登場するピート・ボンデュランドに重なって見えるのは偶然だろうか。エルロイ作品のように、本作の続編も期待したい。



2.  とても良い カシアスさん 書き込み日: 2008年07月14日

あらゆる意味で「男らしい」映画

米国CIA幹部(=マット・デイモン扮する)の公私両面の半生について、
第2次世界大戦直前のCIA創立期から、1960年代初頭のキューバ危機
(=ピッグス湾侵攻失敗)までを背景に描いた作品。

「公」の面では、一流大学の成績優秀者のみに参加資格がある秘密結社
(=イエール大学の"Skull and Bones")と強烈なエリート思想、
秘密結社の人脈をベースに結成されたCIAにおける情報活動(=国と国、
人と人との「だまし合い」)と幹部候補生としてのキャリアの構築、
そして「私」の面では、組織人として立場を優先し、仕事に没頭し過ぎた
ことによる家庭の崩壊と、エリートとしての地位の維持や過酷な情報活動
といったストレス環境下(?)での情熱的な女性関係、息子からみた
父親に対する屈折した感情等々、あらゆる面で「男らしい」内容です。

個人的には、そういったシリアス&ハードボイルドな映画は好みなので、
久しぶりに集中して楽しめた一方で、仕事にかまけ過ぎてプライベートに
おける人間関係が希薄になる描写については、自分の状況を省みて、
やや胸が痛むものがありました。

率直に言って、本作品は女性にうける要素は乏しいと思いますが、
男性であれば、上記のような「男らしさ」(のうちのいずれか)に
相当に感情移入できるのでは無いでしょうか。

また、マット・デイモンをはじめとしたオールスター級キャストの
重厚な演技(但し、アンジェリーナ・ジョリーは役割からみてゴージャス
過ぎてミスキャストのような気がしましたが)、恐らく第2次大戦、
米ソ間の冷戦、CIAといった時代背景・設定を考えての上のことなので
しょう、カラーフィルムでありながら、モノクロフィルムと見まがうほど
の静かで美しい照明等々、脚本以外の点も秀逸です。

特に、キャリア志向の高い男性にお薦めしたいと思います。
是非ご覧になって下さい。



3.  とても良い ピカソ3Dさん 書き込み日: 2008年08月04日

最高です

確かにこの映画は構成が難しくなっており難解な作品です とても難しいと思いますが
流石ロバートデニーロ 見事な演出で長いけど何故か気にならず 一気に見れる作品となって
ます CIAのゴッドファーザーというだけあって組織と家族をマジメにがっちりと描いて
おります ラストのデイモンが息子を抱きしめるシーンや父親の手紙を燃やすところ
正にこれは家族愛を描いた素晴らしい作品です 組織と家族をじっくり見つめることの出来る
骨太い3時間でした



4.  とても良い ナットウさん 書き込み日: 2008年06月28日

無言なれど伝わってきた心、マット・デーモン

20年の時を、行きつ戻りつしながら進むストーリー。
マットが事実を見据え、苦渋の決断を下す・・正にここが見所。
彼のせりふは非常に少ない。
そのぶん、彼には「無言のせりふ」が求められた。

私にとっては、それを難なくこなした彼の実力に感服の作品だった。



5.  とても良い 捷24号さん 書き込み日: 2009年01月05日

重厚な大河ドラマ

3時間近い長尺、暗い画面、CIA創設からピッグス湾での失敗といったテーマに加え、大物俳優陣とそのすべてが重厚な印象で、デ・ニーロがかつて「ゴッドファーザー(パート2)」や「Once Upon A Time In America」といった作品に出ていたことを思い出させます。
(ネタバレあり)単にCIAの発展と挫折、その裏で犠牲となっていく主人公の家族という人間模様を描くだけではなく、断片的に挿入されるピッグス湾情報漏えいの謎解きと家族の問題との2つが最後につながるところなど、よく練られた構成で、「3時間あっというま」とまではさすがにいきませんが、映画を見て寝ることの多い私も緊張感をもって最後まで目を離せませんでした。
その一因としては、程度の差はあれ、やはり同じく組織に勤め、家族を持つ身として主人公に感情移入してしまったことがあげられ、作品が観客を選ぶのかもしれませんが、同じような立場にある男性であれば、やはりある種の思い入れを抱くのではないでしょうか。
マット・デイモンが年代を経ても印象が変わらないというのは確かに気になるのですが、些細な点であり、アンジェリーナ・ジョリーも前半がいつもどおり妖艶なだけに、後半孤独に苦しみちゃんと老けて見えるところとの落差が印象付けられ、好演といえると思います。
今のご時勢では、興行的にもハンデを負いがちでしょうが、もっと高く評価されてよい作品です。



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