歴史によると、英軍に侵入されていたフランスで、田舎町のオルレアンに住む ジャンヌ・ダルクという少女が、「神のお告げ」を聞いて立ち上がり、 ランスでフランス国王に戴冠式をさせました。 それが転機となって、英仏100年戦争はフランス側が攻勢に転じるのです。 この映画は、その史実と、西洋人の心の中にあるキリスト教がよく描かれています。 キリスト教では、全人類を救うために、自ら十字架にかかったイエス・キリストが救世主です。 他人を救うために、自分を犠牲にするのが、真のキリスト教信者です。 映画では、最初のシーンで、英軍の襲撃時に隠し部屋に隠れていた姉が、 ジャンヌを自分のかわりに入れて、自分は部屋に出ます。 その結果、英軍の兵士に戦利品として処女を奪われてしまうのです。 ジャンヌ・ダルク自身も、自ら一番危険な所へ先頭を切って進み、フランス軍の 意気を高めます。 そして、最終的には、英軍につかまり、ただの少女としての弱い面を見せ、 十字架の上で火あぶりになるのです。 しかし、彼女の出現により、フランスは後に英軍を本土から追い出すことが できました。 途中で出てくるイエス・キリストとの会話、自らを犠牲にする精神、 やはり西洋の根底に流れるキリスト教を感じます。 |