良い / 口コミ件数 : 3件
価格 : 1,995 円
深夜の夜行列車を舞台にした幽霊奇談。 十五年前の列車衝突事故の大惨事と怪現象との関係性、偶然乗り合わせたと思われていた乗客も単なる偶然ではなかったということが次第に明らかになってゆく過程とか、物語の序盤こそ安手のホラーの様に見せながら後半に行くにしたがって加速度的に盛り上がってゆく構成の仕方とか、日本のホラー映画ではなかなか味わえない見応え十分の出来でした。途中出て来る幽霊がJホラー風味なのは時代の要請だからある意味しょうがない。ご愛嬌というものです。 「人生とは死に向かって走る列車の様な物だ。着くのが早いか遅いかの違いでしかない。」という台詞が味わい深い。 そしてなにより主演のチャンシニョンの凛とした美しさが印象的でした。 ゆっくりしたストーリー展開も昨今の残酷描写だけを追求した様なホラー映画に辟易していた分逆に好感が持てましたし安心して観ていられました。やはり韓国映画は侮れないなという印象を改めて強くしたという次第です。
私の琴線にふれる物悲しげなメロデイで全編を彩っています。なんか以前遊んだゲームの 『エコー・ナイト』のような世界観というか、雰囲気です。途中無理してホラーで怖がらせよ うとした意図がみられますが、まあアイデアも良いし結構ツボでした。ああなるほど…と言う ような構成になってます。でも韓国ホラーって情緒に訴える作品が多いですね。好きです。
題名の「レッド・アイ」とは,鉄道機関士たちが使う専門用語で,危険な状況の警告信号を示す赤い点滅のことです。 同じ2005年作のアメリカ映画に同名の作品がありますが,それとは全く内容もジャンルも異なり,前者がサスペンスに対して本作はホラーです。 それにしても,韓国では男優もホラーが登竜門なのでしょうか,本作は朱蒙のソン・イルグクssiのスクリーンデビュー作で一国君の初々しい演技が見られます。 作品的には,単なるホラーではなく,乗客の人生を交差させるなど,発想は良かったのですが,ストーリーにまとまりがなく盛り上がりに欠け,無駄なホラーシーンも多いように感じました。また,列車内の出来事なのに車両の揺れや走行音が感じられずリアリティ感が乏しかったです。 制作意図としては,観客に恐怖と感動の両方を与えようとしたのでしょうが,どちらも中途半端で,薄っぺらいものになりました。 韓国ではホラー映画が次々と作られていて,観客の嗜好やノウハウの蓄積があるはずですし,時空を超えた演出にも多くの名作があります。なのに,そのあたりの経験がほとんど生かされないで,一昔前の演出,筋立て,特殊効果で制作したこんなチープな作品を世の中に送り出すなんて,少し憤りを感じた作品でした。