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プリキュアシリーズに一貫している「相互作用」と「倫理観念」 |
僕が『プリキュア5』を観ていて思ったことがいくつかあります。その一つは、今までに貫かれていたものが五人体制という体系になっても変わらず続いているということです。今までのシリーズでは二人のうちどちらかの気持ちが揺れ、どちらかが相手に対して信頼を損なった場合にはもう片方にも影響が及んでしまい、上手くいかなくなるという交互の作用がありました。これが五人になっても同じことであり、四人が捕らわれの身になったときものぞみさんが奮起したことで他の人も態度が変わったことから、これはプリキュアシリーズに一貫されたテーマの一つといえるでしょう。
もう一つは、タイトルにもあるように倫理的感覚です。一見、むしろこのプリキュアシリーズはそんな堅苦しいものは重視していないだろうと思われがちですが、プリキュアたちが何で、どう繋がっているのかを考えるとしっくりこられるかと思います。以前ある方もおっしゃっていたとおり、信頼がその一つだと考えられます。しかし、この信頼は仲が良くなったからといっても必ずしも形成されるものではないでしょう。そこで、さらにその基盤となるものが「愛着」であると考えられます。
少し視点を変えてみましょう。プリキュア5のある歌からの引用になりますが、相性はバッチリだけど個性はバラバラというのがあります。ここに注目すると、個性が違うことは愛着形成には問題がないということになります。相性というものは価値観や個々人の性質などが合うかどうかの総称ですが、プリキュア同士の繋がりを考えるにおいては倫理観がその大きな比重を占めると考えます。ココとナッツのふるさとを守るために戦うというのが主眼ですが、これは守らなくても自分たちには直接害は無いはずです。しかし、それでも誰に強制されるわけでもなく戦うのです。言い換えれば、良き事、本来そうするべき事だという観念がその戦うことの原動力になっているのです。これこそが5においてのプリキュアとしての大きな繋がりだといえるでしょう。
五人体制となった『プリキュア5』ですが、今までのテーマも含め、今後も楽しませていってくれる作品だと思います。 |
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