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箪笥 [DVD]

箪笥 [DVD]

良い / 口コミ件数 : 40


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クチコミReview一覧
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1.  とても良い はっちゃん666さん 書き込み日: 2005年03月19日

初めての韓国映画

最初に観たのはケーブルテレビの映画チャンネルでたまたまやっていたときでした。途中から観たので、さっぱりわからず、もう一度最初から観ました。そうしたら。。。。悲しい。。。。なんだか最後は切なくなってしまいました。そして、父親に「お前は何にもわかってやれてないんだな。。。」という怒りにも似た感情。
妄想、幻覚、自責の念に追い詰められていく姉が可哀想で仕方なかった。
自分の気が狂う瞬間を知っている人には痛い映画なんではないでしょうか。。。何度も観るとちょっと精神的に堕ちますが、私は好きです。
単なるホラーだと思っていたので、こういう内容だったんだなってわかったんでよかったです。



2.  とても良い irooaさん 書き込み日: 2005年08月31日

屈指の作品

評判通りの秀作でした。
誤解を恐れずに書けば、姉スミは統合失調症の治療中です。
久しぶりに父と妖気漂う家に戻り、増悪してしまいます。
これが私の解釈ですが、様々な見解があって然るべき映画です。
なお、スミが父に対し近親相愛的な感情を抱いている説には ? です。

主な登場人物は6人だけ、韓国の映画では「寵愛」に次ぐ少なさでしょうか。
しかし、家族の演技がいずれも素晴らく、まるで舞台を観ているような感慨を抱きます。
哀調を帯びた挿入曲も美しく、ラストシーンを盛り上げます。

ひとつだけ疑問なのは、封印された(?)スヨンの部屋でウンジュは何を見たのかということ。
また、あのエピソードは必要なのかも疑問でした。
謎解きを理由にもう一度観ましょう。

大袈裟でなく、韓国の映画史に残る作品だと思います。



3.  とても良い peco-tinさん 書き込み日: 2005年01月12日

静かに心を揺さぶる良作

 ホラーは基本的に苦手だが、DVDのスチール写真の美しさに引き寄せられて観てみたら、正直、涙出そうになった。こんな?切ないホラー?ありかよ、って突っ込みたいほど胸に迫る美しくも悲しい物語だった(良い意味でホラーとは言い難い)。出演者の演技力は総じて素晴らしい。特に冷やかさと怒り、愛情、自責の念を巧みに演じたスミ役の女優さんは最高。
 確かに突っ込み所はいくつかある。謎解きが多く、解釈を観る側に委ね過ぎる脚本と場面展開は少々疑問だし(デヴィッド・リンチかよ…)、洋画サイコホラーと和製ホラーを足して割ったドッキリ演出もちょっと安易だ。それらの要素がまとまり感を欠き、何かしらの映画の二番煎じ的だと批判を浴びるのは分からなくはない。
 しかしあくまで個人的には、出演者の演技はもちろん、後ろ髪を引かれるような叙情性、懐古的なセットや色彩のコントラストに凝った映像美、切ない音楽が好印象で、何より複雑な心理劇の見せ方は秀逸と思う。時間軸の交錯も良く言えばテンポを生み、緊張感を保つ機能を果たしている。総じて先の不満を補って余りある感じだった。特に後半の怒涛の展開は見応えがある。すべてを知っても観れば観るほど味わいがあり、スルメ的作品として完成度は高い。要するに好きです、この映画。よって星5つを進呈します。
 涙腺を刺激するラストシーンは、韓国映画としては『猟奇的な彼女』とともに、My映画史に刻まれた一瞬だった(ベタ褒め…)。



4.  とても良い 佐倉ごるふさん 書き込み日: 2005年01月11日

実は恐怖映画ではないが、作りは傑作

ホラー、の体裁をしていますが、要は悲し姉妹愛です。

役者、脚本、美術、演出、撮影、編集、カット割、いづれも
大変よくできており、感心します。邦画でもこれくらい
の力量がある作家がいたらと思います。

ストーリーも実はよくできています。

最後の「どんでん返し」が案外、不評なように見えますが、
私自信は、こういうのもあり、かな、とは、見終わった後
で思いました。

ところで、韓国の風景って、ホント、日本にそっくりですね。
これでせりふが日本語なら、日本映画と見間違いくらいです。

でも、役者さんの演技は、日本の
役者より、ぜんぜん、うまいです。(偏見でしょうか)



5.  とても良い 好々爺Qさん 書き込み日: 2005年09月29日

評価が分かれるとは思うが・・・

映画を観た直後は、何がなんだかワケワカメではっきり言ってつまらなかった。
ホラーにしてはショッカーが中途半端だったし、ミステリーも謎が多すぎて1回観ただけでは絶対に分からない。
韓国の古典伝説がモチーフというから、そういう予備知識があれば楽しめるのかな? なんて思ったり・・・。
しかしその後、この映画に対する評価が私の中で一変してしまった。
自分なりの解釈が30〜40度ほどあったので180度の転換とまではいかないが、どちらかといえば否定的だった私の意見も、今は「賞賛」の方に大きく針が振れている。
宗旨替えした理由は、公式HPのBBSをのぞいて来たからだ。
そこには、私が抱いたのと同じような疑問に対して、小説を読んだ人や自分なりの解釈を加えた人の「謎解き」が書き込んであり、それを見てブッ飛んでしまった!
この映画に予備知識が必要だなんていうのは愚かしくも陳腐な勘違いで、大変よく練られた脚本と、「1回観たぐらいで判ってもらっちゃ困る」という製作者の意図が込められた演出こそが、この映画の真髄だったのである。
直接には描かれていない背景がこの映画の奥にとうとうと横たわっており、その背景を知ることでこの映画の持つ「物悲しさ」がいっそう増幅される。「号泣ホラー」といわれるゆえんが、その奥深さを知ることではじめてわかることになる。
「謎解き」を読んでもう1度、2度と観てみたいと思ったし、小説もぜひ読んでみたい。
描かれていない背景をシーンとシーンの行間に感じながら観ることで、この映画の言わんとするテーマが鮮やかに浮かび上がってくるに違いない。
そういう意味でこの作品は、われわれ観客に「2001年宇宙の旅」と同レベルの高度な挑戦を仕掛けている、といっても過言ではないと思う。
スピルバーグが史上最高額でリメイク権を得たということに、最初は「それだけの価値があるのか?」と懐疑的だったが、今はその意図がよくわかる。
ハリウッド版も大いに楽しみにしたい。



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