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見事な映像、素晴らしい様式の美学、深遠なテクスト、しかし、かなり手強い! |
ヘルダーリンのドイツ語訳による、ソフォクレスの「アンティゴネ」の、ブレヒトによる改訂版の上演。演出はジャンマリー=ストロープとダニエル・ユイレ。事情通の人には、これだけでも興味をそそられる上に、舞台はシチリア島のセジェスタの古代円形劇場と、至れり尽くせり。そしてこれは、物凄い傑作! 目の前で進行しているのはギリシアの古典悲劇なのですが、それがいつの間にか現代のわれわれ自身の悲劇として迫ってきます。テクストと、演出の凄さなのでしょう。私はブレヒトはそれほど好きではないのですが、それでも最後のブレヒトの一文に胸を打たれました! ですが、全編俯瞰気味の固定ショット(高さ四メートル五十センチだそうです!)と、バストショットあるいはクローズアップのカットバックが殆どで、極端に動きの少ないカメラと、役者も動きがほとんど無く、荘重なドイツ語の朗読による台詞劇ですから「普通の」映画を予想する人は、仰天するでしょう! 音楽は最初だけ、サウンドもなし、殆ど舞台の上演そのままです(因みに、DVD自体にもチャプターはありません)。詳細かつ専門的なブックレット付き。 |
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